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NTTデータ、富士通など上位の顔ぶれは変わらず。一方でSkyやTISなど独立系IT企業の躍進ぶりが目立つ――。2019年入社予定の学生を対象としたIT業界就職人気ランキングではインターンシップなどで学生にうまくアピールした企業が順位を上げた。売り手市場の中でどのような企業が学生の心を射止めたのか。主要企業の取り組みとともにランキングの結果を見ていこう。

 深刻な人手不足が続くIT業界。売り手市場と言われるなか、各社は優秀な学生を新たな社員として確保しようと採用戦線でしのぎを削る。

 IT業界で就職を考える学生はどんな企業に魅力を感じているのか。楽天が運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」と日経コンピュータは2019年4月に入社予定の学生を対象に「IT業界就職人気ランキング」調査を実施した。調査は今回が9回目だ(調査概要は下掲)。

独立系IT企業が健闘

 獲得した得票順にIT企業を並べた総合ランキングの1位はNTTデータだ。2010年の調査開始以来、9年連続で首位の座を守った。

図 IT業界における就職人気の総合ランキング(1~10位)
図 IT業界における就職人気の総合ランキング(1~10位)
トップ5は変わらず

 トップ10の顔ぶれは前回と同じ。その中で目立つのは前回の10位から6位へとランクアップしたアクセンチュアだ。長谷川明里新卒採用チームリーダーは「当社の良い面だけでなく悪い面も含めて学生に理解を深めてもらう、ここ3年間の取り組みが結実した結果だ」と分析する。

図  IT業界における就職人気の総合ランキング(11~60位)
図  IT業界における就職人気の総合ランキング(11~60位)
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図  IT業界における就職人気の総合ランキング(61~100位)
図  IT業界における就職人気の総合ランキング(61~100位)
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 50位以内を見ると、独立系IT企業(調査では「独立系SI」)が健闘している。Skyは前回の33位から15位に、TISは同24位から16位に順位を上げた。20位のオービック(前回は23位)、24位の大塚商会(同30位)、34位のサイボウズ(同53位)、42位のインテック(同69位)もランクアップした。

 大手ITメーカーは堅調だ。富士通は前回と同様、2位を維持。2018年1月に3000人規模のリストラを発表したNECは10位と、順位を1つ下げたもののトップ10にとどまった。日立製作所が11位と続く。日本IBMは前回の16位から13位に順位を上げた。

 ITメーカーでは前回の60位から38位に順位を上げた日本ヒューレット・パッカードが目を引く。「地方の学生を対象に初めて実施したWebセミナーが奏功したのではないか」と人事統括本部人財採用本部の早田梨恵氏はみる。

 金融系IT企業(調査では「金融ユーザー系SI」)は軒並み順位を落とした。前回37位のニッセイ情報テクノロジーは46位、同35位の東京海上日動システムズは47位だった。メガバンクが新卒採用を抑える方針を打ち出した影響が大きいとみられる。