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いよいよ始動!5G 期待と現実のギャップ
5G(第5世代移動通信システム)がついに始まった。携帯大手3社は新料金と新サービスを相次ぎ発表。各種施策で当面は割安に使えるようにしたが、提供エリアや通信速度もしばらくは「控えめ」。端末も10万円以上の高機能機種が中心だ。今後の課題を追った。
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新型コロナにも威力 週休3日制の実力検証
土日に加えてもう1日休みの週休3日制を採用する企業が目立ち始めた。土曜日は午前出社の「半ドン」時代を知る人からすれば、まさに隔世の感だ。週休2日になじんだ若手や中堅にとっても夢のようだろう。成果が下がると思いきや、生産性向上や離職防止などの成果を得つつある。通勤時間が減り、子育ての時間を増やせる点…
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和製手術支援ロボ 王者「ダビンチ」に挑む
日本発の内視鏡手術支援ロボットの実用化が近づいている。世界の内視鏡手術支援ロボの市場は「ダビンチ」がほぼ独占状態だ。国内企業は独自の技術とコンセプトで差異化を図る。日本を含む世界でロボットを利用した内視鏡手術数が増えている。日本企業はどこまで日本の、そして世界の市場に食い込めるか。
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世界3大クラウド データ活用機能比べ
世界3大クラウドがデータ活用サービスの開発競争でしのぎを削る。AWS(Amazon Web Services)はDWHの高速化に注力、Microsoft AzureはSQL Data Warehouseの進化版を投入した。BigQueryで迎え撃つGCP(Google Cloud Platform…
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暗号と量子計算機 「強い」のはどっちか
情報の改ざんや漏洩を防ぐ暗号技術に新たな脅威が浮上した。量子コンピューターの開発加速だ。計算能力が上がれば、短時間で暗号を解読できてしまう恐れがある。一方で、近い将来に暗号を解読できるとの主張には懐疑的な見方もある。量子コンピューターは現在の暗号を無力にするのか。その真偽と対策方法に迫った。
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使いこなそう Windows10の新機能
2020年1月14日、Windows 7がサポート終了を迎えた。企業ユーザーの多くはWindows 10に移行したはずだ。ならば使いこなさないと、もったいない。Windows 10はセキュリティー面の強化だけではなく、作業を効率的にできる数々の新機能を備える。
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データ爆増時代に商機 「最大手」デルの新戦略
総合ITベンダーとして世界最大手の米デルテクノロジーズがデータ爆増時代に備え、顧客企業のデータ活用支援に力を入れている。10年後にデータ量が現在の100倍以上になると予測。顧客企業による膨大なデータを使ったビジネス変革を後押しする。
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「用途」開拓戦が勃発 量子会議Q2B報告
世界中で量子コンピューターの用途開拓が始まった。量子コンピューターの「量子超越性」は米グーグルが実証したが、本当に役に立つのかどうかはアプリケーション次第だ。米シリコンバレーで開催された国際会議「Q2B」から、化学メーカーや自動車メーカーを巻き込んだ熾烈な競争を伝える。
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雲に加えオンプレも AWSの新戦略に迫る
米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が米国で年次イベントを開き、「Outposts」の正式提供をはじめ多数の新製品やサービスを発表した。OutpostsはAWS基盤をオンプレミス環境に配置できる製品で、独フォルクスワーゲンが先行して工場に導入していることを明かした。この他、AWSが開発した新AI…
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「なぜか好き」誘発 魔性の快感テック
テクノロジーを駆使して五感を数値化する技術が登場している。どういった数値のときに人が快感を覚えるのかも分かりつつある。先進企業はこうした技術を使って快感をもたらす要因を見つけ、自然と自社商品を好きになるように働きかける手法を編み出した。
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ファッション店が挑む 売り場のデジタル改革
アパレルや靴などのファッション商品でもネット通販が浸透し、店舗は存在意義を問われるようになった。デジタルを駆使して店舗の魅力を高める必要に迫られている。店舗での新しい売り方を模索する、青山商事とエービーシー・マートの取り組みを追った。
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5Gはエンタメでけん引 XRも続々のMWCロス
10月22~24日、携帯関連見本市「MWC19ロサンゼルス」が開かれた。注目のテーマは5G(第5世代移動通信システム)。米国では、スポーツや映画などコンテンツ力の高さをてこに5Gの普及を図る姿勢が鮮明だった。
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AIで犬と猫も幸せに ペットテック最前線
犬や猫を飼っている人にとってペットは立派な家族の一員だ。当然、長く健康に生活してもらいたい。最近、IoT機器やAIを使ってペットの健康を管理する取り組み「ペットテック」が注目されている。大切な家族の健康を守るペットテックの最新動向を追った。
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世界のDX需要を狙う アリババAI戦略の全貌
世界3位のシェアを持つ中国アリババクラウドが年次イベントを開き、独自開発したAI(人工知能)専用の新チップセットを発表した。EC事業での商品検索、パーソナルレコメンド機能、広告、自動翻訳などアリババグループで様々な用途に利用しているという。
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DX後進国の変革に挑む ベニオフ氏の日本愛
日本企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を追い風に、米セールスフォース・ドットコムが自己変革に挑んでいる。日本好きで知られるマーク・ベニオフCEOは日本へのさらなる投資を表明。低い認知度が成長の足かせになりかねないとの危機感も背景に、日本発のビジネスモデルのグローバル展開を目指す。
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仮想化技術の最新動向 コンテナとの融合進む
米ヴイエムウェアが2019年8月に開催した「VMworld 2019」で、製品・サービスの新ブランド「VMware Tanzu」を発表した。サーバー仮想化ソフトにコンテナ管理ツールのKubernetesを組み込む。巨大なインストールベースを持つサーバー仮想化ソフトを強みとして、コンテナ基盤ソフト市…
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1000冊から学ぶ情報化の神髄
日経コンピュータは今秋に創刊1000号を迎える。そこで『日経コンピュータ1000冊の背表紙を眺める会』を開いた。IT業界の重鎮、作家、大学生まで10人が参加。背表紙を読み意見交換した。1981年の創刊から38年間の大きな流れが見えてきた。ITはビジネスや社会に浸透し、人と人、人と組織を直結させた。…
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伝票糊付けに潜むムダ 検証、電子帳簿の威力
国税に関わる書類の電子的な保存方法などを定めた「電子帳簿保存法」。同法に対応することで経理作業の効率向上、紙書類の削減、コーポレート・ガバナンスの強化などにつなげる企業が増えている。電子帳簿保存法に対応したツールの使い勝手が上がっており今年7月の法改正によって業務実態に即した運用もしやすくなってき…
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全社員がプログラマー ディスコの大作戦
半導体製造装置メーカーのディスコが内製力強化に向け大作戦を展開中だ。非技術系社員を含め、約4000人の社員全員をプログラマーにする。社内でプログラミングコンテストを開催し、2019年4月からは開発スキルを測る独自の段級制度も採り入れた。異例とも言えるディスコの挑戦はデジタル化に向かう日本企業にとっ…
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アジアのデカコーンにデジタル変革を学べ
推定企業価値が100億ドルを超える「デカコーン」―。日本にない巨大スタートアップとその予備軍がアジアで続々生まれている。最新のデジタル技術によって産業を変革する彼らの歩みは、デジタル変革で出遅れた日本企業にとって格好のお手本だ。既にデカコーンとなった配車サービスのインドネシア・ゴジェックや後に続く…