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 京セラとそごう・西武がRPAの導入を進めていることが判明した。京セラは生産性倍増、そごう・西武は年600時間超の削減を狙う。リース会社のSMFLキャピタルは人工知能(AI)の開発に活用している。

 京セラはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入を生産性倍増計画の一施策と位置付ける。計画は谷本秀夫社長が主導して全社で進めており、人工知能(AI)やインターネット・オブ・シングズ(IoT)で工場における生産性向上を図る一方、間接部門の働き方改革を狙ってRPAを活用する。全体で生産性を2倍に増やすのが目標だ。

 2018年9月までにRPAツールを調査・選定し、10月からの本格導入を目指す。

図 RPAの導入を進める企業とその取り組み
多様な業種で活用が進む
図 RPAの導入を進める企業とその取り組み
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 そごう・西武は本社の管理業務を効率化するためにRPAを活用している。2018年4月にPoC(概念実証)を開始。5月までに効果を確認してから本格導入する計画だ。

 PoCでは各店舗の売り上げなどに関する日報データの作成をRPAで自動化した。従来はスタッフ3人がPOSシステムやテナント管理システムなどから売り上げデータを手作業で抽出し、Excelファイルの日報に反映して全社の共有フォルダーにアップロードしていた。この作業をRPAで置き換えたところ、年約660時間分の作業時間を削減できるめどが立ったという。

 楠本博紀事業デザイン部シニアオフィサーは「スタッフはこれまで日報を作成するために毎朝6時40分に出社しなければならなかった。RPAを導入したところ、朝8時半の出社で済むようになった」と話す。RPAツールはNTTデータの「WinActor」を使っている。RPAの本格導入時には、仕入れ伝票の入力などの業務にも適用していく。