
ニュース&リポート
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日本郵便が第三者保守を導入 コスト8割減、「宣言」通りに
日本郵便がハード保守費の8割削減に「宣言」通り成功した。製造元とは無関係の専業に委託する第三者保守に切り替えた。日本企業のIT保守費が下がり、ベンダーに打撃が及ぶ可能性が高まってきた。
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まだ間に合う、IT導入補助金 総額500億円、経産省が追加公募
予算総額500億円、IT導入補助金の第3次公募が始まった。中小企業や小規模事業者のIT導入経費の一部を上限50万円まで補助する。経済産業省は報告義務を課し、補助対象のITツールの効果を測る。
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京の百倍、後継スパコン製造へ 富士通に問われる技術力と商才
かつて世界最速を誇ったスーパーコンピュータ「京」。その後継機の製造が2019年度に始まる。CPUの開発を完了、京の100倍という性能達成も見えてきた。
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西鉄バス、停留所にIoT 時刻表の貼り替えを不要に
西鉄バスがIoTを活用したスマートバス停の運用を始めた。クラウドから時刻表データを配信して紙の貼り替えをなくす。2019年4月から本格的に導入する計画だ。
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東証がRPAを本格導入 150業務に、効率100倍超も
日本取引所グループは傘下の東京証券取引所にRPAを導入し始めた。2018年8月中旬までに65業務に適用、年度内に150業務に広げる計画だ。12時間かかっていた業務が5分で終わるなど100倍超の効率化も達成した。
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九州地銀で勘定系システム争奪戦、想定される3シナリオ
ふくおかフィナンシャルグループ(FG)と十八銀行の経営統合に伴い、十八銀行は日本ユニシスの共同システムから離脱する見通しだ。残る佐賀銀行と筑邦銀行を巡る争奪戦の号砲が鳴った。
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RPAのクラウド版相次ぐ、メリットとデメリット
RPAの開発実行環境をクラウド型で提供するサービスが相次いでいる。ツールやハードウエアを購入せずにRPAを導入できる。初期コストなどのハードルが下がり、RPAがさらに普及しそうだ。
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ソフトバンクがLPWAの新事業、次の照準はLPガス
ソフトバンクがLPガスの遠隔検針に使えるIoTサービスに参入する。ガスメーター向けの通信モジュールを2019年春にも提供。「セルラーLPWA」で日本全国をカバーし、ガス事業者の作業負担を減らす。
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AI開発と人材育成が5割増、19年度概算要求は過去最大
各府省の2019年度予算に対する概算要求が出そろった。財務省に対する要求総額は過去最大の102兆円台後半になりそうだ。今後の国や企業の競争力を左右するAI関連の要求額が軒並み増えた。
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サマータイムのITリスク、IoT機器やバッチ処理に混乱必至
東京オリンピックの暑さ対策にサマータイムを導入する案が浮上した。全国一律で時計を2時間早めるとシステム障害を誘発する恐れがある。攻めのIT投資が滞るとの懸念も出ている。
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RPAとOCRの連携で自動化加速、パナやソフトバンクが新製品
OCRで読み取ったデータを自動処理できるRPA製品が充実してきた。紙文書の電子化から入力や仕分けまで一連の作業を自動化しやすくなる。ソフトバンクやパナソニックなどが、続々と新製品やサービスを投入する。
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ソニーが「ラズパイ」対抗ボード 工場の故障予知など新用途狙う
ソニーが手のひらサイズの小型マイコンボードを発売した。開発環境をいち早く整備し、技術情報も公開して新たな用途を狙う。オーディオ機能を工場の故障予知に生かすなど、IoTにも使えるという。
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スマホにマイナンバー機能 政府が検討、実現には課題山積
政府はマイナンバーカードの利用者証明機能をスマホに搭載する方針だ。2019年の通常国会に関連法の改正案を提出するとみられる。カード普及策の一環だが、実現に向けた課題が多く残る。
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黒四ダムの偉業再び、関西電力がアクセンチュアとデジタル新会社
関西電力は2018年8月1日にデジタル事業を担う子会社を設立した。AIやIoTを活用してコールセンターなど社内業務の効率化に挑む。アクセンチュアの支援を仰ぎ、デジタル人材の育成にもつなげる。
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NTTがグローバルIT再編、狙うは大物外国人と大型買収か
NTTがグローバル事業の再編に乗り出す。「One NTT」の体制を構築し、米IBMなど世界のIT大手に対抗する。外国人を登用しやすくし、さらなる大型買収も狙うとみられる。
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AWSへの流出防ぐ、マイクロソフトの大胆な移行促進策
「Windows Server 2008」が2020年1月14日にサポート終了を迎える。1年半を切った今、日本マイクロソフトは大胆な移行促進策を打ち出した。新OSではなくAzureへの乗り換えを促し、他社サービスへの流出を防ぐ。
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特報、日本最大のIT企業が誕生 NTTが新会社、コム・データ統括
NTTが通信会社からIT企業への変革に向けて覚悟の一歩を踏み出す。世界のIT事業を統括する新会社を設け、コムとデータなどを一体運営する。新会社は日本最大のIT企業となるほか、グループの「長兄」役の期待も背負う。
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1400社30万人がテレワーク 見えた3つの壁
政府が2018年7月に実施したテレワーク推進活動に1380社が参加した。参加企業の間で多様な働き方を試す動きが広がった。IT環境の違いによって「できない業務」があるなど課題も明らかになった。
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携帯3社が法人向けIoTで火花 11兆円市場、カギは仲間作り
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが企業向けIoTの仲間作りを急いでいる。世界の通信大手に業界トップ企業、ベンチャーと組む相手は様々。4年後に11兆円を超える成長市場を巡り、IT大手も巻き込んだ競争が始まった。
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東京ガスがAzureでAPI基盤 200システムを迅速に連携
エネルギー業界の自由競争に勝つために東京ガスはAPI基盤を構築した。200以上あるシステムを活用し、新サービスを素早く開発しやすくする。2019年夏に新サービスの第1弾を投入する計画だ。