
ニュース&リポート
目次
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IT大手4社、22年3月期は明暗 3社減益もNTTデータは最高益
国内IT大手4社の2022年3月期の連結決算(国際会計基準)が出そろった。NTTデータが最高益の一方、3社がIT事業で営業減益と明暗が分かれた。特に富士通は減収減益。半導体不足や早期退職費用が重荷となっている。
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「霞が関流を脱した組織に」 デジタル庁に平井前大臣が提言
デジタル社会形成の「司令塔」として2021年9月に発足したデジタル庁。リーダーシップを発揮し切れず、業務過多などで職員の不満が高まっている。立ち上げを支えた自民党は同庁の「強化」を求める形で組織改革を提言した。
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NTT海外事業は子会社主導へ 親が「認めた」NTTデータの実力
NTTとNTTデータが海外事業の統合に踏み切る。従来の再編の枠組みとは異なり、子会社であるNTTデータが主導する。NTTが認めたNTTデータの海外事業の実力が背景にある。
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SOMPOが脆弱性対策に本腰 リスクを経営陣と早期共有
SOMPOホールディングス(HD)は脆弱性対策を2022年3月に強化した。通信機器に潜む脆弱性を可視化する他、ID管理システムの監視を強める。リスクの実態をグループの経営陣と早期に共有し、対策拡充にも生かす。
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三井化学がDX人材育成を加速 研修に自社保有データを生かす
三井化学がDX(デジタル変革)を推進するデジタル人材の育成を進めている。2022年4月にはデジタルトランスフォーメーション推進本部を新たに設立した。同本部を中心にデジタル人材を育成、同人材の認定制度も計画している。
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ライオンが歯磨き粉開発にMI活用 チューブへの充填性能をAIが予測
ライオンがMI(マテリアルズ・インフォマティクス)の活用を進めている。歯磨き粉の組成から生産時に際に生じる課題を予測する技術を開発。製造プロセスを検討する時間について、最大4割の削減を目指す。
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NTTデータが地銀向け新ミドル 勘定系オープン化の機運逃さず
NTTデータが勘定系システムのオープン化支援事業に力を入れている。同事業で使う独自ミドルウエア「PITON(ピトン)」を2024年に製品化する。メインフレームの勘定系システムを抱える地方銀行などに展開していく。
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どこへ向かうデジタル庁 デジタル監交代で2つの疑問
デジタル庁の石倉洋子・初代デジタル監が2022年4月26日に退任した。同庁のCDO(最高デザイン責任者)だった浅沼尚氏がその椅子を引き継ぐ。牧島かれんデジタル相は「サービス提供に注力する」というが疑問は残る。
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まずはNECとコムシスが受注 デジ庁調達に1者応札の課題
デジタル庁が調達する中央省庁の統合通信ネットワーク構築が動き出した。第1弾となるデジタル庁と農林水産省の調達先が2022年4月までに分かった。2社が受注したが、入札を見ると価格競争が起こらない1者応札の課題が残る。
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シャープがSaaSベンダーに 中小製造業にクラウドERP提供
シャープが中小企業向けSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)事業を始める。製造業向けクラウドERP(統合基幹業務システム)を2022年夏にも提供する。内製した基幹業務システムの外販を、新たな収益源にする考えだ。
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NTTデータが若手の育成改革 「OKR」で目標管理し自ら成長
NTTデータが若手社員だけでチーム編成する育成改革を実践している。目指すは、答えのない領域でアイデアを考え提案できる人材だ。目標管理手法の「OKR」を合わせて導入し、成長を促している。
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カシオが「即日」脱PPAP 3年前からの布石が奏功
カシオ計算機が2022年3月4日に「脱PPAP」を果たした。マルウエア「Emotet」の再流行を受けて決断し、円滑な移行に成功した。セキュリティー部門による3年前からの地道な啓発活動が功を奏した。
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楽天が会員分析DBを刷新 Google BigQueryを採用
楽天グループが「楽天スーパーDB」にGoogle BigQueryを採用した。ユーザーの属性情報や行動分析などに使うデータウエアハウスだ。オンプレミス環境から数ペタバイト級のデータをクラウドに移行する。
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ウクライナ避難民支援ツール SAPジャパンが無償提供
SAPジャパンは2022年4月21日から自治体や支援団体などに対し、ウクライナ避難民の要望聞き取りなどに使う支援ツールの無償提供を始めた。神奈川県や在日ウクライナ大使館などが導入を検討しているが、課題も残る。
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富士通の新クラウドサービス 富岳と同じハードやソフトを提供
富士通が新しいクラウドサービス「Fujitsu CaaS」を発表した。スーパーコンピューター「富岳」で使うサーバーなどをサービス提供する。富岳と共通のジョブスケジューラーやファイルシステムなども利用できる。
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地銀・ローソン銀でシステム障害 原因は発電機点検中の機器停止
地方銀行8行やローソン銀行で2022年3月26日にシステム障害が発生した。原因はデータセンターの発電機点検作業中に電源関連機器が停止したこと。サーバーなどへの電力供給が滞ったことでシステムの全面停止に至った。
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孤高のIBMがz最新機で気炎 クラウド基幹系の攻勢にチクリ
日本IBMが新型メインフレーム「IBM z16」を2022年5月31日から出荷する。AI(人工知能)、セキュリティー、ハイブリッドクラウドでの価値を訴求するほか、基幹系にパブリッククラウドを使う動きをけん制するなど、気炎を上げる。
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三菱ガス化学が新技術でAI開発 配管腐食検査の作業量を半減
三菱ガス化学が配管の腐食を検査する人工知能(AI)を開発した。新潟工場に導入し、腐食検査の作業量を半減させたという。新技術を用いて、検査業務を回しながらAIモデルの精度を高めた。
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マイクロソフトなどに不正侵入 「Lapsus$」の意外な手口
「ラプサス」と名乗るサイバー犯罪者集団が話題をさらっている。2022年1~3月、米マイクロソフトなどに次々と不正侵入したためだ。有力IT企業の裏をかく手口は今後広まる可能性が高く、警戒が必要だ。
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脱・富士通メインフレームに照準 アクセンチュアが移行サービス
富士通は2030年度末にメインフレームの製造・販売から撤退する。同社製メインフレームを使うユーザーは対応策を考えなければならない。撤退を見据え、アクセンチュアがマイグレーションサービスの提供に動いた。
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