
ニュース&リポート
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アリババが農業畜産クラウド 170兆円市場はデータの宝庫
中国アリババ集団がAIを使って第1次産業の支援に乗り出した。傘下のクラウド企業を通じて農業や畜産に必要な機能をクラウドで提供する。なぜ農業と畜産なのか。そこには「数の力」を熟知する中国企業の戦略がある。
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新型「リスト攻撃」、手口悪質に ディノス・セシールが被害
ディノス・セシールは490人分の個人情報が流出した恐れがあると公表した。攻撃者はWebサイトの不正ログインを試みる「リスト攻撃」の新手法を使った。守りが比較的手薄な顧客登録機能を悪用されており、対岸の火事ではない。
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シリコンバレー起業に力注ぐNEC、4年後1000億円の現実味
NECは今後、米シリコンバレーでスタートアップ企業を年数社起業していく。同地の資金と流儀を活用し、研究所の技術を核とした事業を創出する。新規事業の評価額を4年後に1000億円とする計画に現実味はあるのか。
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大阪北部地震によるITシステムの被害、40社に聞き取り調査
2018年6月18日午前7時58分、大阪府北部を最大震度6弱の地震が襲った。死者や負傷者が出る痛ましい出来事となったが、ITに大きな被害はなかった。過去の経験からBCPを策定していたことが奏功した企業もあった。
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電力自由化で増えた業務、東電がRPAで合理化
東京電力エナジーパートナー
東京電力エナジーパートナーは2018年4月からRPAの本格導入を始めた。電力小売りの全面自由化で事務現場のPC作業が増加、その負荷軽減を狙う。社運をかけた新サービスを支える業務にRPAを活用する用途が広がりそうだ。
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みずほ銀が「第一関門」突破 新システム移行、正念場続く
世界最大級のシステム統合が全面稼働に向けて動き出した。2018年6月11日に移行の初回を終えたが「第一関門」を突破したに過ぎない。新システムへの切り替え作業は2019年度上期まであと8回続く。
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KDDIがIoT世界展開、日立と協業 脱・国内スマホ「一本足」へ
KDDIが世界50カ国でIoT(インターネット・オブ・シングズ)事業に乗り出す。日立製作所と組み、産業機器などを管理するサービスを2019年度に始める。国内通信に頼る「一本足」経営からの脱却なるか。
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ブロックチェーンで大量決済 三菱UFJ、IoT時代の標準狙う
三菱UFJフィナンシャル・グループとアカマイが新決済システムを開発した。ブロックチェーン技術を使い、毎秒100万件超の処理を可能にする。IoTの時代に求められる大量・少額決済での利用を見込む。
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ANAや帝人など9社を初選定 経産省などが攻めのIT経営銘柄
ITを戦略的に活用しているのはどの企業か──。経済産業省と東京証券取引所が「攻めのIT経営銘柄2018」を公表した。4回目となる今回は32社を選定、ANAや帝人など9社が初めて選ばれた。
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AIでライブを盛り上げる、エイベックスが来場者の反応を分析
来場者の反応を見ながら盛り上がる演出を施す──。エイベックスは顔認識AIを活用し、次世代型のライブの実現を目指す。照明の色により認識精度が落ちる課題に画像処理の工夫で対応した。
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断られたソフトバンクのファミマ買収提案、熾烈極める購買データ争奪戦
ソフトバンクグループがユニー・ファミマHDの買収を提案していたことがわかった。孫正義氏が直接乗り出したが、筆頭株主の伊藤忠商事に断られた。幻となったソフトバンクのコンビニ進出。その狙いは購買データにあった。
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OSS開発者の心をつかめるか、マイクロソフトの8200億円買収
ソースコード共有サービスの世界最大手を75億ドル(8200億円)で買収する。狙いはサービスを使う2800万人以上のソフト開発者だ。OSS開発者の信頼を得て、自社サービスの中長期的な利用拡大を目指す。
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債務超過の東芝PC子会社を買収、シャープが目をつけた理由
シャープが東芝のPC事業子会社を40億円で買収する。同事業は売り上げ低迷で債務超過に陥るなど苦しい財務状況が続いていた。AIやIoTに舵を切るシャープは優良資産を得るチャンスと判断したようだ。
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欧州GDPRの適用始まる 目立つ対応遅れ、詐欺行為も
2018年5月25日、GDPR(一般データ保護規則)の適用が始まった。グーグルなどがプライバシーポリシーを改訂した一方、対応遅れが目立つ。GDPRの施行に便乗した詐欺行為も発生しており、注意が必要だ。
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富士通、NEC、日立がRPA拡大 AIやARと連携、工場向けも
富士通、NECなどの国内IT大手がRPA事業を一斉に拡大する。AI(人工知能)などと組み合わせたシステムの提案を進める。RPAの適用範囲を広げ、企業の働き方改革を支援する。
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ダイキン、IoT基盤にAWS採用 世界の空調機データを収集
ダイキン工業は空調機のデータ収集基盤にAWSを全面採用する。数十億円を投じて2020年度にも稼働させ、世界中に展開する。他社製品との連携も想定、オフィスの効率運用など新サービスの創出を狙う。
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三菱電機とファナックが火花 工場IoT、主導権争いの行方
三菱電機とファナックがIT大手を巻き込み、主導権争いに火花を散らす。舞台となるのはFA機器と情報システムをつなぐ「工場IoT」だ。工場IoTの推進に向け、両陣営には競争と協調の両立が求められる。
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富士通がシェアリング市場に的 脱SIに向け、新サービス投入
年18%で拡大し、3年後に1000億円を超える国内シェアリングサービス市場。成長市場を狙い、富士通はシェアリング事業者向けの新サービスを始める。新サービスは「脱SI」に向けた事業変革の意味合いも持つ。
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熱いコンビニと冷めたホスト、民泊解禁に早くも温度差
自宅や空き部屋を宿泊施設として貸す民泊の解禁が6月15日に迫ってきた。商機とみる民泊大手や小売り、旅行などの企業はサービス拡充に前のめりだ。その一方で、宿泊施設を提供する物件所有者の熱は冷めている。
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JALがグランプリ受賞、IT Japan Award 2018
優れたIT活用事例を表彰する日経コンピュータ主催の「IT Japan Award 2018」。大規模システム刷新を完遂した日本航空(JAL)がグランプリに選ばれた。AI(人工知能)を活用して成果を上げた三井住友カードなど計6社が受賞した。