

DXのためのクラウドネーティブなデータ基盤設計

目次
-
「データクラウド」のSnowflake 他のDWHサービスと何が違うのか
[最終回]
Snowflakeはクラウド前提で設計されたデータウエアハウス(DWH)サービスである。「データクラウド」と呼ぶコンセプトを掲げ、データマネジメント機能を包含する。組織の枠を超えてデータの共有やコラボレーションをできるようにする機能も備える。
-
AuroraにSQL Serverの機能 Babelfishをクラウド移行に活用
[第13回]
データベースをクラウドに移行する際、DBMS(データベース管理システム)の変更が検討に挙がる。クラウド事業者はDBMSの変更を容易にする機能を備えたデータベースサービスを提供している。「Babelfish for Aurora PostgreSQL」はSQL Serverからの移行に適したサービス…
-
ETLなしでデータ分析や機械学習 「両利き」のMySQL HeatWave
[第12回]
「MySQL HeatWave Database Service」は米オラクルが提供するDBサービス。軽量で高頻度の処理と複雑な大量データ処理のいずれにもパフォーマンスを発揮する。データ分析環境を容易に構築できる機能のほか、機械学習の機能が組み込まれている。
-
既存Oracle DBの移行先 大規模データに向くExaDB-D
[第11回]
既存のOracle Databaseの移行先として、米オラクルのパブリッククラウド上のサービスが注目されている。「Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure」はその1つだ。
-
「NewSQL」のCloud Spanner PostgreSQL互換性を備える
[第10回]
RDBMSの一貫性とNoSQLの拡張性を兼ね備えたデータベースを「NewSQL」と呼ぶ。米グーグルの「Cloud Spanner」はその代表的なサービスである。オープンソースのRDBMSであるPostgreSQLとの互換性を備え、移行性も配慮している。
-
データ連係をローコードで実装 Oracle Integration Cloud
[第9回]
DX(デジタルトランスフォーメーション)には複数施策があり、導入サービスやシステムが増える。DXの推進にはこうしたシステム間のデータ連係を効率的かつ高速に実装することが欠かせない。Oracle Integration Cloud Service(OIC)はデータ連係をローコードで実装できるサービス…
-
データカタログの代表的機能を提供 Lake FormationとPurview
[第8回]
データカタログをつくるための製品・サービスは多岐に渡り、提供される機能にも差がある。スモールスタートが可能で、データカタログの代表的な機能を備えるクラウドサービスがある。そうしたサービスとして「AWS Lake Formation」と「Microsoft Purview」が挙げられる。
-
4つの要件で欲しいデータを探す DXに不可欠なデータカタログ
[第7回]
DXを進める上で、データを経営資産として管理・活用することは大切なポイントになる。データには様々な種類や形式があり、さらにデータベースなどに分散して保存されている。「欲しいデータを探す仕組み」であるデータカタログの構築が欠かせない。
-
ジョブ管理のApache Airflow マネージドサービスを使う利点
[第6回]
「Apache Airflow」は統合ジョブ管理ツールとして多くの企業で利用されている。柔軟で容易なリソース管理などができるマネージドサービスを利用する手もある。導入は容易だがオーバースペックになる場合もあり、組織に合わせた選択が必要になる。
-
従来システムとクラウドをつなぐ Apache Airflowでデータ統合
[第5回]
DXにはデータの統合が欠かせず、その処理に「統合ジョブ管理ツール」が使われる。クラウドの利用が広がるとともに、この分野にもオープンソースソフトウエアの導入が進む。その代表的なサービスである「Apache Airflow」は大容量データの扱いを得意とする。
-
高機能な全文検索を手軽に Elasticsearch利用の勘所
[第4回]
DXを推進するうえで、必要な情報(データ)に容易に到達できる環境作りは欠かせない。実現には高度な検索が必要であり、その手段として全文検索エンジンがある。検索・分析エンジン「Elasticsearch」はログ分析や全文検索など幅広い用途で使われる。
-
ストリーミングデータを適切に扱う Apache Kafkaの特徴と活用
[第3回]
データ基盤に蓄積するデータにはマスターデータなどのほか、ストリーミングデータもある。サーバーログやセンサーデータなど1つひとつが小さく継続して生成される。分散データストリーミングプラットフォーム「Apache Kafka」を使って適切に扱える。
-
DBをオンプレミスからクラウドへ AWSの移行支援サービス活用法
[第2回]
デジタルトランスフォーメーション(DX)においてデータベース(DB)のクラウド化は不可欠。開発の柔軟性やスピードを得られる一方で、DBのクラウド移行は難度の高い作業になる。ベンダーが提供するDB移行支援サービスを使うことで、そのハードルを下げられる。
-
DXにおけるデータ基盤の主流に クラウドネーティブとは何か
[第1回]
DXを進めるにあたり、データ基盤としてクラウド環境を選択するケースが主流となってきた。主要なクラウド環境が備えるネーティブのサービスを使ってデータ基盤を構築できる。クラウドネーティブなデータ基盤の全体像と、本連載で取り上げるサービスを概観する。