
1745件に上るシステム導入/刷新プロジェクトのうち、約半数の47.2%が「失敗」─。日経コンピュータが10年ぶりに実施した独自調査から、厳しい実態が浮かび上がった。情報システムを取り巻く状況は10年前から一変した。ITはビジネスに不可欠な存在となる一方、プロジェクトは短期・低コストが当たり前。クラウドやAI、IoTをはじめ技術進歩も著しい。調査結果からは基幹系でもクラウドの利用が常識となり、最新技術への取り組みが活発化するなか、コスト・納期・満足度の3条件を満たすプロジェクトは多くない残念な姿が浮き彫りになった。要件定義が不十分といった昔ながらの問題が今も続く現状が背景にある。
