
(写真:Getty Images)
日本の一般企業によるスタートアップへの出資が活発化している。コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)の設立も相次ぐ。投資による金銭リターンを得るのが目的ではない。デジタルトランスフォーメーション(DX)を断行するために、自社にない強みを持つ「外部」の力を生かす狙いだ。成長する会社を見つけ、良好な関係を築き、成果を出すのは容易ではない。閉塞した大企業に風穴を開けるための、ベンチャー出資における「必勝法」を探る。
お金より相乗効果、DXに外部の力を
日本の一般企業によるスタートアップへの出資が活発化している。コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)の設立も相次ぐ。投資による金銭リターンを得るのが目的ではない。デジタルトランスフォーメーション(DX)を断行するために、自社にない強みを持つ「外部」の力を生かす狙いだ。成長する会社を見つけ、良好な関係を築き、成果を出すのは容易ではない。閉塞した大企業に風穴を開けるための、ベンチャー出資における「必勝法」を探る。
日本の大企業がスタートアップに出資する動きが広がっている。狙いは金銭的なリターンではなく、デジタル変革の推進にある。ディスラプションへの強い危機感から、オープンイノベーションに活路を求める。
スタートアップにお金を出すだけでは、自社との「相乗効果」は得られない。有望な出資先をどう発掘し、どう連携すればシナジーを発揮できるのか。東急やSOMPO、KDDI、ヤフーのスタートアップ活用術を紹介しよう。
スタートアップへの投資や協業は決して甘くはない。新進企業と連携したいなら、上から目線をやめて大企業側が変わる必要がある。先行者の苦い経験とその後の改善策が、貴重な教訓になる。