
ザンネン社員が学ぶ デジタルビジネス創成術
目次
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成功者だけが買う高級車 広い顧客層に届く売り方が急務
[第54回]
世界的に有名な高級車の日本販売が振るわない。成功した高齢富裕層向けと認知され、若年や中年層、ファミリー層に届かない。既存商材の価値を再定義し、見せ方・売り方を工夫して戦略を再考する必要がある。
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低価格サブブランドへ走るな 高級な釣りざお生かす商品は
[第53回]
極限まで細くて軽い化学繊維素材を使った高級釣り具のメーカーが窮地にある。低価格商品を扱うチェーン店などが攻勢をかけているためだ。先端を走る素材や製造技術のオリジナリティーを生かした新商品とは何か。
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化学繊維に押される天然羽毛 布団の価値は「快眠」支援
[第52回]
高級寝具の代名詞としてはせた羽毛布団が高機能の普及品に押されている。普及品に伍(ご)する機能性や、強みとする高級感の訴求だけが取るべき道ではない。商品コンセプトを「快眠」支援と捉え直せば、新たな事業強化の方向が見えてくる。
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訪日客消え苦境の料理教室 「婚活」鍵に独自の価値を訴求
[第51回]
海外からの客がコロナ禍で激減、人気だった和食料理教室が苦境に陥った。強みは新鮮な調理素材、そして参加者同士が仲良くなれる教室という場にある。少ない日本人受講者に狙いを定め、差別化した新サービスを考えるときだ。
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消費細る豆腐商品 未来は価値の転用にあり
[第50回]
手作り豆腐で定評ある地方のメーカーが苦戦を強いられている。消費者の嗜好の変化で、普及品の豆腐商品もこのままでは未来はない。既存技術や資産を使いつつ新たな価値へ転用すれば競争力は生まれる。
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コロナ禍の飲食店ビジネス 店と客の関係を柔軟に見直せ
[第49回]
個性的な飲食店でにぎわっていた商店街から客が消えた。長引くコロナ禍の中、店はデリバリーでしのぐしか道はないのか。売り上げを上げるには、客と商材、店との関係を見直すことが必要だ。
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工場向け工具販売をデジタル化 顧客のペインを価値に変換
[第48回]
B2Bの工具製造販売会社が、台頭するネット同業他社の攻勢に遭っている。ネット注文から翌日納品するビジネスモデルをまねるだけでは競争に勝てない。顧客のペインを解消し、デジタル施策で体験価値を高める分析が欠かせない。
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時代遅れの甘い高級あめ 調味料としての価値を届けよ
[第47回]
かつてどの店にもあったロングセラーのあめ商品に危機が迫る。健康志向に乗った低カロリー商品への転換は、古い顧客を失うリスクが高い。高品質の原材料に着目すれば、思いもかけない価値が見えてくる。
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業務用消臭剤に限界 安易な横展開やめ新市場を狙え
[第46回]
縮小傾向が続く産業向けに特化した消臭剤の成長に限界が来ている。単純に家庭用へと横展開する戦略では先行ブランドに勝てない。高機能で低価格という優れた特徴を生かし、新たな価値で市場開拓を狙う。
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Go Toでも戻らない宿泊客 「ワーケーション」価値を売り込む
[第45回]
旅行需要喚起のための「Go Toトラベル」事業に東京発着が加わった。客足が戻る兆しはあるが、高級旅館やリゾートホテルはいまだに苦しい。「顧客ずらし分析」をして既存顧客層から目を転じると、別の需要が見えてくる。
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寺院と門前町に閑古鳥 霊験あらたかな商品の価値広げる
[第44回]
地方の人気スポットだった寺院と門前町が国内外の参拝客や買い物客を失った。だがユニークな寺院グッズや体験はデジタル化しても大きな価値を持つ。その価値をネット販売やデジタル商材にうまく組み込めば、売り上げ拡大は可能だ。
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入場者半分の野球観戦 応援の熱をデジタルに取り込む
[第43回]
入場者数の制限でチケット収入や物販が激減し、球団経営は打撃を受けている。スタジアムで観戦するという究極のリアルなコト商材はデジタル化できるのか。ファンが持つ「大好き、応援したい、熱狂できる」という感情をうまく捉えよう。
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イベント中止に策あり デジタル活用範囲を広げ集客
[第42回]
密集・密接・密閉という3密になりやすいリアルイベントが相次いで中止に。盆踊りに夏の集客をかける地域の事業者が苦境に陥った。客が安心してイベントに参加できる方法とは、デジタル活用にほかならない。
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客が激減した地鶏居酒屋 「家で店の味」の価値を届ける
[第41回]
外出自粛で多くの客を失った人気居酒屋店に、固定費が重くのしかかる。客が店に来なくても、看板メニューは提供できるのだろうか。高い商品価値を正しく客に届けることは、ウィズコロナ戦略として有効だ。
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特徴なく沈む地場スーパー 顧客に寄り添う価値で復活
[第40回]
地元密着型スーパーが大型店やコンビニ、通販との競争にあえいでいる。ネットスーパー機能導入に際し、コスト上昇が見込まれる。顧客の感じる価値を第一に考えれば、価格を上げずに事業拡大は可能だ。
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伝統工芸品で培った技術 転用で新しい価値を創出する
[第39回]
江戸時代から続く高級漆器の販売が頭打ちになっている。安い漆器に対抗する類似の商品を作れば、レッドオーシャンに溺れてしまう。既存技術を転用し、新しい価値をつくることで活路を見いだせるはずだ。
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野菜宅配の価値を時短で高める 鍵は「顧客価値の育て方」
[第38回]
共働き子育て世代に向けた地域野菜の宅配サービスが伸び悩んでいる。顧客が感じる価値は野菜の味や安全性、価格だけだろうか。事業を永続的に成長させるために、「顧客価値の育て方」を強化しよう。
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テーマパークの価値を再定義 「価値分析」で客層を広げる
[第37回]
来場者や売り上げが減少している郊外型キャラクターテーマパーク。「コンテンツ価値の広がりがない」状態に陥っていないか。コンテンツ価値の棚卸しで、新規客層にアピールする視点を獲得する。
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自動車教習所に顧客を呼び込め ユースケース分析で商材価値を拡大
[第36回]
既存の商材価値の範囲から脱却できなければ長く続くビジネスにならない。新ビジネスの検討には設備やノウハウといった構成要素を生かして価値を広げることが重要だ。「ユースケース分析」シートにより既存ビジネスに新しい価値をもたらそう。
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「顧客に広がりがない」と嘆く同僚 新市場を顧客ずらし分析で開拓
[第35回]
既存の商品やサービスにこだわり続けると客層は広がらない。商品やサービスを他に流用することが求められる。「顧客ずらし分析」で新しい顧客や市場を見いだそう。
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