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不可欠だが地味な業務と見なされていたシステム監視が、最新技術で激変した。監視すべきITインフラストラクチャーが社内から消え、見えなくなったのに対応するためだ。コンテナやマイクロサービスなど新しい対象を監視するには、新しい手法が必要だ。

 「オブザーバビリティー(可観測性)」「テレメトリー」「分散トレーシング」「インストルメント(計装)」「Open Telemetry」「APM(アプリケーション・パフォーマンス・モニタリング)」「SLI/SLO」――。こうした最新の「システム監視用語」を、いくつご存じだろうか。

図 システム監視分野の主な新しい単語
図 システム監視分野の主な新しい単語
新語が続々登場
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 聞き覚えのない読者も少なくないだろう。実際、日本のあるSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)会社の経営者も「これらの単語の半分も意味が分からない」と答えた。用語自体が意味不明になるほど、システム監視の常識が変わってしまったのだ。

過去10年で常識が一変(写真:Getty Images)
過去10年で常識が一変(写真:Getty Images)
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 各単語の意味はおいおい解説するとして、システム監視を取り巻く状況がどう変化したのか説明しよう。