SOMPOシステムズでもチームビルディング塾の第1期が始まった。「正解」のやり方がないのが組織改善のつらいところだ。毎日悩み、壁にぶつかってもやり抜けたのは「仲間」の存在が大きい。
SOMPOシステムズでのチームビルディング塾の第1期は2019年5月20日から2019年8月23日までほぼ毎週開催しました。同社の塾事務局は先行して開催していたSOMPOシステムイノベーションズの塾を見学していたため、塾の立ち上げはスムーズでした。
塾の目的を改めておさらいすると、行動できるようにする点にあります。多くの職場で自主的で自律した職場に変革するように求められていますが、実際は行動を起こせません。「正解のやり方」があると信じてそれを考えるだけで終わったり、「仕事が忙しい」「今さら変わらない」「周りの人が賛同しない」などと言い訳を並べて何もしなかったりするからです。
もとより正解などありませんし、言い訳は理想像も信頼関係もない職場だから出てくるのです。そこで、塾ではまず見える化を通じて、行動できる自分や職場に変えていきます。
塾の第1回では塾生自身に自主的に活動チームを作ってもらうようにしています。塾生には塾で学んだことをそれぞれの職場(現場)で実践してもらいますが、その実践内容は活動チームで差が出ます。メンバーそれぞれの個性やスキル、モチベーションがチームのカラーとなって出てくるわけです。
SOMPOシステムズの第1期も活動グループごとに特徴がありました。従来の塾に比べて女性メンバーの成長が顕著でした。特に升森由紀子さんと霜村亜紀子さん、飛塚智香さんの3人は際立っていました。