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SOMPOシステムズは本社以外でもチームビルディング塾に取り組んだ。ひばりが丘事業所はその業務内容や社員構成から見て「変革に苦労する」と筆者は踏んだ。だがふたを開ければ参加者全員が見事に変革し、筆者の予測は良い意味で裏切られた。

 SOMPOシステムズはチームビルディング塾を東京都立川市にある本社に加え、東京都東久留米市にあるひばりが丘事業所でも開催しました。同事業所には、大規模システムインフラの担当部門やいわゆる管理部門が集中していました。筆者は塾の参加者を見て「現場志向が強い」「全体的に年齢層が高い」「働く時間に制約のある社員が多い」といった印象を持ちました。

 一般に年を重ねるごとに新しいことを受け入れにくくなっていくもの。ましてや塾は自らの振る舞いや行動の変革を求めます。本社での塾の第1期を終えて行動を変えることができたある塾生は、筆者に「ひばりが丘では行動を変えられない人が多いのでは。苦労しますよ」と話しました。

 ですが、終わってみればひばりが丘は本社の第1期、さらに後発の第2期、第3期を含め、最もアクティブで最も実践に移す結果を残しました。ベテランが多い現場でも変革できるという「実績」を示してくれ、とても記憶に残るものとなりました。

様々な個性や思いを持ったリーダー

 ひばりが丘での塾は本社の第2期が始まる1週間前の2019年8月28日に始まり、11月13日まで毎週開催しました。塾の第1回は1チーム4~6人になるようにチーム分けをします。

 参加人数が23人なので4チームとし、最初に4人のチームリーダーを立候補で決めました。リーダーはそれぞれ塾への抱負を述べ、その後に塾生が一緒に活動したいと思ったリーダーの下に集まってチームを作りました。

 ひばりが丘のチームリーダーと抱負を幾つか紹介しましょう。クラウドサービスチームの三ツ木雄一さんは「ずっとこの会社の縦割りをぶっ壊すために悩んでいます。リーダーになればいろいろなことが見渡せるのではと思っています」と語りました。

 「他に立候補する人がいなかったからしましたが、リーダーになったからには頑張ります」と話したのはグループ戦略システム本部生保システム第一グループの山田眞己さん。グループ戦略システム本部ソリューション第二グループの大宮元子さんは「リーダーに全責任があるわけではないとよく分かったので、安心して立候補しました」と語りました。

 積極的な三ツ木さん、仕方なく感が漂う山田さん、様子見の大宮さん――。それぞれ自ら立ってくれましたが、筆者はそんな印象を持ちました。

 不思議なものでリーダーの志の高さや個性の強さは、集まってきたメンバーにも似通います。ただ、個性が強く、志が高い集団でなければ、働き方改革や組織変革は成功しない、というわけではありません。

 ひばりが丘では塾生が内に秘めた変革への思いの強さが、筆者の予想を覆したわけです。特色のあった2つのチーム活動を紹介します。