

日経コンピュータ 大森敏行のプログラミングで行こう

目次
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80歳超えアプリ開発者の至言 「プログラミングは料理と同じ」
コンピューターサイエンスの基礎を学び直そうと「世界標準MIT教科書 Python言語によるプログラミングイントロダクション」という教科書を読み始めた。読み進めていくと、はじめのほうに「アルゴリズムは料理本のレシピに似ている」という記述が出てきた。例として挙げられていたのが、カスタードのレシピだ。
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Webサーバーほったらかしの罪 記者の個人サイトが改ざん被害
ある日、家族から「昔のブログが見えなくなっている」と言われた。そのブログのURLにアクセスしたところ、確かに閲覧できない。
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知られざるプログラミングの常識 なぜ「状態は悪」なのか
今回はプログラミングの話題を正面から取り上げよう。「プログラムには状態があり、状態はなるべく排除したほうがいい」という話だ。プログラミングの解説書でたびたび取り上げられるテーマであり、優秀なプログラマーがこうした考え方を披露することも多い。
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先進企業が口にしない「DX」 恥ずかしい言葉との自覚はあるか
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、企業がデジタルテクノロジー、すなわちITを使ってビジネスを根本的に変革することを指す。もともとは、スウェーデンにあるウメオ大学のエリック・ストルターマン教授(当時)が、2004年に発表した「INFORMATION TECHNOLOGY AND THE G…
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Linuxアプリが動くWindows 11 激変したマイクロソフトの謎
米ツイッター、米グーグル、米マイクロソフトの米大手ITの3社には共通点がある。最高経営責任者(CEO)がいずれもインド出身だということだ。ツイッターの現在のCEOはパラグ・アグラワル氏、グーグルのCEOはサンダー・ピチャイ氏だ。
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Firefoxのハングアップ障害 悪いのはグーグル?
インターネットからの情報収集に欠かせないアプリケーションがWebブラウザーだ。米モジラ・コーポレーションが開発する「Firefox」もその1つ。ところが2022年1月13日、多くのユーザーのFirefoxがハングアップしてインターネットにつながらなくなった。
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ローコードでシステム内製の流れ 社内のガバナンスは大丈夫か
最近、ノーコード/ローコードについて調べる機会があった。これらにはプログラミングに比べて学習コストが低く、アイデアをすぐに形にできるというメリットがある。
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Pythonの波に飲まれたRuby 日本のケータイ敗戦との共通点
プログラミングの学習を始めようとする人がする定番の質問が「どのプログラミング言語を選べばいいか」というものだ。私が初心者に勧めるなら「Ruby」か「Python」だ。
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新旧言語のRustとCOBOL 両方を学ぶ意義とは
良いプログラマーになるための心得を説いた「達人プログラマー」という古典的名著をご存じだろうか。この書籍が説く心得の中に「毎年少なくとも1つのプログラミング言語を学習する」というものがある。
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JavaはJavaScriptの略? 違いをどう説明するか
「え、JavaScriptとJavaは違うものなんですか」。最近、ITに不慣れな若い人とプログラミングの話をしていて、このように言われた。IT企業の営業部門などでは、JavaScriptをJavaと略す人もいる。
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保存していないカード情報が漏洩 鍵はあのプログラミング言語
電子商取引(EC)サイトからのクレジットカード情報の漏洩が後を絶たない。カード情報が漏洩したと聞くと、「ECサイトがデータベースに保存していた情報が漏洩した」と考えるのが普通だろう。
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シニアプログラマーの大敵「老眼」 眼鏡を作ってわかったこと
1年ほど前、ある有名なソフトウエアエンジニアのツイートが話題になった。そのエンジニアによると、35歳を過ぎても能力や報酬が伸び続ける生涯現役のロールモデルになるシニアプログラマーが増え、「プログラマー35歳定年説」はとっくに過去のものになったという。
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私がプログラミングを学ぶ理由 そして「無能な記者」である理由
自分はなぜプログラミングに興味を持っているのだろう。その答えらしきものに思い当たったので、このコラムでまとめておこうと思う。
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何度でもよみがえるCOBOL需要 なぜこんなに根強いのか
最近、歴史あるプログラミング言語「COBOL」にいかに根強い需要があるかを感じる体験をした。
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専門特化進むプログラミング 記者が学ぶ意味を改めて考える
出向先の日本経済新聞社から日経クロステックに戻ってきた。そこで、この連載を再開する。引き続き、社会人がプログラミングをゼロから学習することの意味や必要なプロセスを考えていきたい。
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プログラミングを学んで1年 ソフト開発未経験者が得た成果
私事で恐縮だが、2020年4月から日本経済新聞社に出向することになった。この連載も今回でいったん終了する。将来、私が日経クロステックに再び配属されることがあれば、連載を再開しようと考えている。
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「実力を詐称する能力」で考えた 「優秀」とは一体何なのか
日経クロステックの記者は編集者も兼ねることが多い。自分で記事を書くのに加え、外部の寄稿者に原稿執筆を依頼することもある。技術系の編集者にとって重要なのは、執筆依頼先になる「技術に関する知識がしっかりしているエンジニア」、ざっくり表現すると「優秀なエンジニア」を見つけることだ。
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遺伝子をプログラミング ゲノム編集で見えてきた未来
このコラムはプログラミングを主なテーマにしている。いつもはコンピューターのプログラミングを取り上げているが、今回はジャンルが違うプログラミングを紹介したい。「生物のプログラミング」だ。現在、新型コロナウイルス感染症が注目を集めている。
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プログラミング未経験の人が必ず抱く「幻想」と、その正体
一般向けの経済誌が特集で取り上げるなど、相変わらずプログラミングが注目を集めている。「素人記者がプログラミングに挑戦してみた」といった記事も多い。「やったことはないが、自分もプログラミングを始めればガラッと世界が変わるのではないか」と思っている読者も多いだろう。私もかつてはそうだった。
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プログラミングは要らなくなる Pythonが示す未来
自分が最近どんな記事を書いているかを振り返る機会があった。そこで分かったのは、プログラミング言語のPythonに関する記事がとても多いということだ。