
日経コンピュータ 勝村幸博の「今日も誰かが狙われる」
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大手アダルトサイトの広告にワナ 標的は引退間近のIEとFlash
一時代を築いたInternet Explorer(IE)とFlashの引退が間近に迫っている。米マイクロソフトは同社WebサービスにおけるIEのサポートを段階的に終了。米アドビは2020年いっぱいでFlashのサポートを完全に終える。これらのユーザーは気をつけてほしい。
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学校で荒れ狂うランサムウエア 遠隔授業狙う攻撃者の卑しい魂胆
新型コロナウイルスによって混乱している世界中の教育現場。学校は授業の立て直しに必死だ。感染防止策やリモート授業の導入で授業を再開する国や地域が増えている。
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VPNへの不正侵入狙うビッシング ワンタイムパスワードで防げない
米連邦捜査局(FBI)と米国土安全保障省サイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)は2020年8月下旬、「ビッシング(vishing)」に関するセキュリティー勧告を発表した。ビッシングとは電話を使ったフィッシング詐欺。ボイスフィッシング(voice phishin…
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慣れた人ほど偽通知にだまされる SMSの知られざる恐ろしい仕様
従来、詐欺サイトやウイルス(マルウエア)配布サイトに誘導する常とう手段はメールだった。だが最近ではスマートフォンの普及を受けて、SMS(ショート・メッセージ・サービス)を使う手口が急増している。
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10年前と変わらぬ出会い系詐欺 「3億円あげる」にだまされる訳
国民生活センターは2020年7月中旬、「当選金を受け取ることができる」などとうたって誘導し、多額のサービス利用料金や手続き費用などを請求する「利益誘引型のサイト」に関する相談が相次いでいるとして注意を呼びかけた。
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管理ソフトが同じパスワード生成? 10億件流出で見えた危険な現状
パスワードとして世の中で一番使われている文字列は何だろうか。「password」と思った人、惜しい。10年ぐらい前なら正解だ。「qwerty」と答えた人、なかなかいいセンス。だがこちらも不正解。正解は「123456」である。
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ネットで不倫相手を探すあなた そんな人を攻撃者は狙っている
セクストーションという言葉をご存じだろうか。セックスとエクストーション(脅迫)を合わせた造語で、性的脅迫などと訳されるサイバー犯罪である。性的な話題に人は弱く、脅迫の材料にはうってつけだ。このためネットにはセクストーションの新手口が次々と現れ、多くの人を地獄に落としている。2020年6月にも新たな…
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サイバー犯罪者が燃え尽き症候群 「退屈な職業」の実態が明らかに
ランサムウエア攻撃などのサイバー犯罪が後を絶たない。違法行為であるにもかかわらず、若年層の中にはサイバー犯罪者になりたがる人が少なくないといわれている。もしそんな人が身近にいたら忠告してほしい。サイバー犯罪は決してエキサイティングなものではなく、とても「退屈な職業」であるということを。英ケンブリッ…
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荒稼ぎする卑劣なランサムウエア バックアップだけでは被害防げず
ランサムウエアの脅威は増すばかりだ。ホンダを襲った大規模なシステム障害もランサムウエアが原因の可能性があるといわれている。
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テレワーク終了で職場に戻るPC 隔離ネット狙うウイルスの標的に
全国で緊急事態宣言が解除され、テレワークによる在宅勤務から通常勤務に切り替わる人は多いだろう。それに伴い、社員が自宅で使っていたノートパソコンや外部記憶装置などが社内ネットワークに接続されることになる。
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病院がランサムウエアの標的に 極悪非道の攻撃者を許すな
新型コロナウイルスに命がけで対応してくれている医療機関。いくら感謝しても感謝しきれない。そんな医療機関を狙うランサムウエア攻撃が相次いでいる。
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コロナ便乗サイトが1日5000件 前例のない詐欺師たちの傾向とは
新型コロナウイルス感染症が終息する見通しが立たない中、新型コロナに便乗するサイバー攻撃やネット詐欺が猛威を振るっている。それらに対抗すべく、海外ではボランティアによるセキュリティー組織が登場している。
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ビデオ会議「Zoom」は危ないのか セキュリティー問題でこれが怖い
新型コロナウイルス対策のテレワーク急増により、米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが提供するビデオ会議「Zoom」の人気が高まっている。2019年12月の1日当たりの利用者は多くても1000万人だったが、2020年3月には2億人以上に増えたという。利用者の急増に伴って研究者などがZoomを精査す…
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急増必至の「ビジネスメール詐欺」 事例調査で分かった驚きの共犯者
新型コロナウイルス対策でテレワークを導入する企業が増えている。それに伴い、業務フローの変更を求められている人は多いはずだ。対面のやりとりをメールに切り替えたり、書類のチェックを簡素にしたりといったケースがあるだろう。
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新型コロナ便乗の攻撃が猛威 ウイルス入り「感染マップ」も登場
新型コロナウイルスの脅威は依然収まらない。人々の不安は増すばかりだ。そこにつけ込むネット詐欺やサイバー攻撃がとどまるところを知らない。時間がたつにつれて、多様化かつ巧妙化した手口が次々と出現している。
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新型コロナ、「便乗」が新たな脅威 便乗詐欺・便乗攻撃が次々現る
新型コロナウイルスが日常生活を脅かしている。生命の危機に関わるこの非常時、情報セキュリティーなど二の次と考えている人は多いだろう。だが非常時だからこそ、いつも以上に注意する必要がある。サイバー攻撃者はユーザーの注意がおろそかになる非常時を狙うからだ。
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人気ユーチューバーが震え上がる 悪夢のような「脅迫メール」
メールを使ってユーザーを脅し、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を要求するサイバー脅迫が後を絶たない。脅迫メールの内容も様々。「あなたの恥ずかしい姿を盗撮した」と脅すものから「あなたの命を狙っている」まで、よくぞ考えたと思うような内容が多い。そして今回、また新たなサイバー脅迫が報告された。人気…
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IEにパッチ未公開の危険な脆弱性 それでも騒がれない「悲しい理由」
米マイクロソフトは2020年1月中旬、同社のWebブラウザー「Internet Explorer(IE)」に危険な脆弱性が見つかったことを明らかにした。細工が施されたWebサイトにアクセスするだけでウイルス(マルウエア)に感染する恐れなどがある。実際、脆弱性を悪用する攻撃が国内外で確認されている。
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パスワードを盗まずに乗っ取る 新型フィッシングの恐ろしい手口
フィッシング詐欺の新しい手口が報告された。新手口では、メールに記載された偽のURL(リンク)をクリックするだけで、Office 365などのクラウドサービスのアカウントを乗っ取られる恐れがある。
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万全ではない「AIセキュリティー」 過度な期待は禁物と肝に銘じる
2020年もAI(人工知能)が重要なキーワードとして様々な分野でもてはやされるだろう。ITセキュリティーも例外ではない。「AI搭載」をうたうセキュリティー製品が多数市場に出ており、今後も増えそうだ。