事業と業務基盤をともにデジタルの力で変革する――。パナソニックグループがIT企業流の改革に挑んでいる。2022年4月に移行した持ち株会社制度の下、主力の1つと位置付けるのがサプライチェーンのDX支援を手掛ける事業会社パナソニック コネクトだ。AI(人工知能)をはじめとするソフトウエアの力を取り入れて伝統的なものづくりの力を強化。モノ売りから継続的に収益を得るリカーリングへと収益構造を見直し、さらにはグループ全体の変革の先兵になろうとしている。100年の歴史を持つ日本製造業の象徴は、デジタルの力でどう生まれ変わるのか。