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重視するのは経験や実績

 中途採用者の選考時に重視する点について1位と2位を聞いた。「経験・実績」を1位に挙げた企業は63.2%に上り、他の選択肢を引き離した。2位に挙げた企業を加えると8割以上の企業が経験豊富な即戦力を求めている状況が分かる。

図 中途採用の際に重視する点
図 中途採用の際に重視する点
経験・実績に次いで人柄を重視
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 経験・実績に次いで重視しているのは「人柄」だった。1位に挙げた企業は14.2%、2位に挙げた企業は28.7%だった。「業務知識」は1位が13.0%、2位が28.3%と人柄をわずかに下回った。社内外のメンバーと協力し合いながら、プロジェクトを円滑に進められる人材を求めていると考えられる。

 「保有資格」については他の選択肢より重視していないようだ。1位と2位に選んだ企業は合計で8.2%にとどまった。

 中途採用者の年齢層について、年代別に上位2つを聞いた。64.4%の企業が30代を1位に挙げた。一定の業務経験を積み、入社後も長期にわたって活躍できると期待される30代が主要ターゲットになっている。

図 中途採用者の年齢層
図 中途採用者の年齢層
30代が中途採用の主要ターゲット
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 次いで20代を1位に挙げた企業が17.8%、40代は9.6%だった。50代は1位と2位を合計しても3.5%と少なく、中途採用の対象にはなっていないと分かる。

 中途採用については成功例と失敗例を自由記述式で質問した。寄せられた記述を見ると、成功例よりも失敗例に関する記述の方が多かった。優秀な人材の確保に各社が苦労している様子がうかがえた。

 具体的には「社風に合わず退職した」「本人の希望と仕事がマッチせず退職した」といった回答が寄せられた。「履歴書や面談の内容と実力にギャップがあった」「技術力が不足していた」などの記述もあった。

調査期間:2017年9月25日から10月17日/調査対象:東証一部上場企業とそれに準じる企業、計4000社。各社のIT部門長に調査票を郵送し、Webもしくは郵送で回答を得た。調査の有効回答社数は1078社(設問によって異なる)/内訳:建築・土木7.8%、素材製造20.0%、機械器具製造24.7%、商社・流通16.2%、金融5.5%、社会インフラ8.6%、サービス17.2%

日本情報システム・ユーザー協会 調査部会
ITユーザー企業のための情報活用推進を目的とした一般社団法人。調査部会は1994年から「企業IT動向調査」を毎年継続して実施している。