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 社内の業務システムはパソコンで操作するのが一般的だが、業務効率やシステムの利便性を高めるため、音声でも操作できるようにしよう──。アフラックはこうした狙いから音声認識・応答システムを開発した。音声を認識する機能だけでなく、音声で返事をする機能も加えたことから同社ではこのシステムを「AIスピーカー」と呼ぶ。AIを使った日本語の音声認識技術を持っていたパクテラ・テクノロジー・ジャパンと共同で開発した。

音声認識・応答システム「AIスピーカー」の画面例。アプリやシステムを音声で操作できるようにする(画像提供:アフラック生命保険)
音声認識・応答システム「AIスピーカー」の画面例。アプリやシステムを音声で操作できるようにする(画像提供:アフラック生命保険)
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 アフラックの鍵谷圭二郎デリバリーコーディネーション部ビジネスリレーション課課長は「専用のハードウエアを社内に広く導入するのは大変。社員にとって身近なデバイスであるパソコンやiPhoneなどから音声入力を利用できるようにした。iPhoneやiPadは手入力が面倒な場合もある」と話す。

 音声認識・応答システムは2019年10月に稼働し、適用範囲を広げてきた。当初からの適用先の1つがIT関連の社内ヘルプデスクの応答サービスだ。社内ヘルプデスクには次のような課題があった。1つは受付時間。担当者による社内ヘルプデスクの受付時間は朝から夕方までの間に限られている。一方、同社の勤務体系は多様であり、受付時間より早く出社する社員もいる。こうした社員は受付時間になるまで社内ヘルプデスクを利用できなかった。もう1つは混雑だ。日中は社内ヘルプデスクに電話しても混み合ってつながらないことがあったという。