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 アフラックが矢継ぎ早にデジタル技術を業務に適用できるのはなぜか。それは各業務部門とIT部門などのメンバーで構成するアジャイル型のプロジェクトを立ち上げ、短期間で新しいサービスを提供できる体制を整えているからだ。

 従来のプロジェクトは数カ月単位で計画を立案して、数年単位で実現を目指すウオーターフォール型が中心だった。しかし、それでは経営環境の変化に対応できない恐れが出てきた。金融業界に異業種の企業やスタートアップが参入し、新しいデジタルサービスを提供する動きが加速しているからだ。そこでアフラックはアジャイル開発手法に着目。2019年1月にアジャイル推進室を立ち上げた。

 具体的にはアジャイル的な手法でプロジェクトを進めていく「アジャイル型の働き方」についてビデオコンテンツやブックレットなどを通して訴求してきた。合わせて役員や管理職に向けて体験型ワークショップや研修を実施。延べ2200人の社員が参加した。

 2019年11月には東京・新宿本社にアジャイル開発手法を取り入れた働き方ができる「Aflac Agile Base」を新設。伊藤道博アジャイル推進室室長は「アジャイル手法では参画するメンバーの対話が大事だ。プロジェクトとしては柔軟性や透明性を保ちながら、スピード感ある運営が欠かせない。こうしたことを実現できるように、総務部門と連携しながらオフィスを設計し、必要な設備をそろえた」と話す。

図 東京・新宿本社に開設した「Aflac Agile Base」
アジャイル型の働き方を加速
大型のディスプレーを設置して大勢で集まってディスカッションできるようにしたスペース(写真提供:アフラック生命保険)
大型のディスプレーを設置して大勢で集まってディスカッションできるようにしたスペース(写真提供:アフラック生命保険)
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プロジェクトルームの様子。天井のハンガーにボードをかけて間仕切りにしている(写真提供:アフラック生命保険)
プロジェクトルームの様子。天井のハンガーにボードをかけて間仕切りにしている(写真提供:アフラック生命保険)
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間仕切りはホワイトボードとしても利用できる(写真提供:アフラック生命保険)
間仕切りはホワイトボードとしても利用できる(写真提供:アフラック生命保険)
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メンバーはコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進められる(写真提供:アフラック生命保険)
メンバーはコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進められる(写真提供:アフラック生命保険)
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Aflac Agile Baseのテーブル。床と接地する脚の部分にローラーを組み込み、テーブルの片方を持ち上げることでスムーズに移動できる(写真提供:アフラック生命保険)
Aflac Agile Baseのテーブル。床と接地する脚の部分にローラーを組み込み、テーブルの片方を持ち上げることでスムーズに移動できる(写真提供:アフラック生命保険)
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