
(イラスト:Getty Images、CG:Shige)
既存16部門のうち9部門で首位交代、2冠ベンダーが複数誕生――。27回目となる「顧客満足度調査」で見られた動きだ。2022年、デジタル技術をビジネスに活用するユーザー企業は、コロナ禍で足踏みしていたDX(デジタル変革)推進を再び加速させている。一方、ユーザー企業は「高い」「難しい」「遅い」「低い」といったキーワードで表せる、DX推進を阻害する課題に直面。これらの課題解決を迫られているベンダーの姿が浮き彫りになった。
第27回 顧客満足度調査
既存16部門のうち9部門で首位交代、2冠ベンダーが複数誕生――。27回目となる「顧客満足度調査」で見られた動きだ。2022年、デジタル技術をビジネスに活用するユーザー企業は、コロナ禍で足踏みしていたDX(デジタル変革)推進を再び加速させている。一方、ユーザー企業は「高い」「難しい」「遅い」「低い」といったキーワードで表せる、DX推進を阻害する課題に直面。これらの課題解決を迫られているベンダーの姿が浮き彫りになった。
総論
9部門でトップが入れ替わり、うち6部門は前回2位のベンダーが浮上した。異なる2つの部門で首位を獲得する2冠を達成したベンダーも少なくない。調査自体ではSI関連、ネットワークなどの部門で再編・分割・統合を実施した。
詳細
今回の調査から「システム開発関連サービス」「システム運用関連サービス」とともに部門内の分類をこれまでの「メーカー」と「情報サービス会社」から「メーカー系」と「独立/ユーザー系」に再編した。
深層
調査を分析するとユーザー企業はDXの推進を加速させようとしていることが分かる。一方で製品やサービスに対して「高い」「難しい」「遅い」「低い」といった課題が浮き彫りに。ベンダーが課題の解決に動かなければDXの停滞を招きかねない。