
(写真:Getty Images)
DX(デジタル変革)ではシステム開発のスピード向上が求められる。そこで注目されているのが開発の各工程を支援するAI(人工知能)ツールである。主に「プロジェクトマネジメント」「コーディング(実装)」「テスト」の3分野が対象だ。AIは分野ごとの作業に特化し、自動化したり担当者の判断を助けたりする。具体的にどんな機能を備え、開発現場の作業をどう変えるのか。3つの分野ごとに、AIツール活用の実態を追った。
プロマネ、実装、テストを高速化
DX(デジタル変革)ではシステム開発のスピード向上が求められる。そこで注目されているのが開発の各工程を支援するAI(人工知能)ツールである。主に「プロジェクトマネジメント」「コーディング(実装)」「テスト」の3分野が対象だ。AIは分野ごとの作業に特化し、自動化したり担当者の判断を助けたりする。具体的にどんな機能を備え、開発現場の作業をどう変えるのか。3つの分野ごとに、AIツール活用の実態を追った。
プロマネ
システム開発のスピードを上げるには、プロジェクトマネジャーやプロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)によるマネジメントが重要だ。プロジェクトごとの進捗を管理するだけでなく、人材を適切に配置したり、開発の障害になりそうなリスクを把握したりする。
コーディング
バグを含んだコードを書くと、後工程で手戻りが発生して遅延の原因になったり、セキュリティーホールを生んだりしてしまう。この問題の解決につながるコーディング支援のAIツールが登場している。
テスト
開発スピードを上げると同時にシステムの品質を保つには、テスト工程が鍵を握る。品質を担保する工程であるのに加え、大きな工数を要するからだ。