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センサーを使った介護の効率化、AI技術を活用した画像診断支援、IoTバイク──。デジタル技術を駆使し、従来にない価値を創出するのがDXの醍醐味だ。DXで新たなサービス・製品を生み出した4社の事例を取り上げる。

コニカミノルタ
エッジ技術で介護支援 施設の業務効率3割向上

 コニカミノルタは「エッジ端末でのリアルタイム処理による画像関連サービス」に注力し、新事業を展開している。代表例が介護業務を効率化する「HitomeQ(ひとめく) ケアサポート」だ。同社は同サービスを、介護付き有料老人ホームなど介護施設に導入している。

図 コニカミノルタの介護施設向けサービス「HitomeQ ケアサポート」
図 コニカミノルタの介護施設向けサービス「HitomeQ ケアサポート」
入居者の異常を即時検知(写真提供:コニカミノルタ)
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 HitomeQ ケアサポートでは介護施設のスタッフが遠隔で入居者の居室の様子を確認できる。具体的には、入居者の居室の天井に取り付けた端末「行動分析センサー」が室内の様子や入居者の胸の動きをリアルタイムに分析。入居者の起床や転倒など注意する必要がある動きを検知すると、施設に設置した管理サーバーが介護スタッフのスマートフォンに通知を送る。

 通知時に介護スタッフはスマホで居室のライブ映像を確認できる。入居者が自力で解決できそうな場合は、スマホ経由での声がけにとどめることもできる。必要な分だけケアできるので、スタッフの負担を減らすだけでなく入居者の自立にもつながるという。このサービスを導入した施設では、介護スタッフの業務効率が平均で約30%向上したという。

 近赤外線とマイクロ波を使う行動分析センサーには自社で培ってきた光学技術を生かしている。一般に部屋全体をカバーするセンサーは監視カメラのようにドーム形状になる。同社はレンズ機能を備えたセンサーカバーを作るなどして、入居者が違和感を持たない平らなデザインを実現した。