(写真:Getty Images)
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「データ経済」の時代に日本企業がますます海外企業に後れを取る―。複数の有識者がそんな懸念を抱いている。産業の主導権を争う「戦場」から日本企業が姿を消して久しいからだ。その戦場とは、ITに関わる仕様や規格を統一する国際標準化の舞台だ。海外企業は経営戦略の一環としてデータ仕様の国際標準化に取り組んでいる。このままでは海外企業が決めたルールに従うだけの「データ敗戦」に陥りかねない。危機的な実態と日本企業の巻き返し策を探る。