
(写真:スタジオキャスパー)
2020年、東京五輪・パラリンピックの年に新たな社会インフラが産声を上げる。第5世代移動通信システム(5G)だ。今から55年前、東京五輪・パラリンピックの際に開通した「夢の超特急」新幹線は速さと運行の正確さで日本経済の発展に貢献した。5Gも高速かつ低遅延でデジタルデータを運び、人々の生活や企業活動に再び変革をもたらそうとしている。新たな「夢の超特急」5Gを巡る国内外の動きを追った。
五輪の年に「夢の超特急」再び
2020年、東京五輪・パラリンピックの年に新たな社会インフラが産声を上げる。第5世代移動通信システム(5G)だ。今から55年前、東京五輪・パラリンピックの際に開通した「夢の超特急」新幹線は速さと運行の正確さで日本経済の発展に貢献した。5Gも高速かつ低遅延でデジタルデータを運び、人々の生活や企業活動に再び変革をもたらそうとしている。新たな「夢の超特急」5Gを巡る国内外の動きを追った。
来春の5G商用サービス開始に向け、通信各社の競争が加速している。端末や料金体系などのサービス戦略が少しずつ見えてきた。日本国内における5Gの商用サービスの全体像を探った。
通信各社は消費者向けと業務向けの両面で5Gの用途を広げる。仮想現実(VR)やAI(人工知能)といった最新技術と組み合わせることで、スポーツ観戦やゲーム、工場、警備の在り方を5Gで変革する狙いだ。
韓国や米国では一足先に5Gの商用サービスが始まっている。両国の展開方法は日本での5G展開を占う参考になる。基地局や端末のビジネスには米中摩擦の影響が垣間見える。