(写真提供:デジタル庁(牧島かれん氏、写真左)、写真:的野 弘路(平井卓也氏、写真右))
(写真提供:デジタル庁(牧島かれん氏、写真左)、写真:的野 弘路(平井卓也氏、写真右))

2022年9月1日、デジタル庁は発足2年目に入った。同庁は「デジタル敗戦」を挽回すべく、各府省庁の司令塔として社会全体のデジタル改革を推進し、2026年までにそのIT基盤を刷新する役割を担っている。民間から人材を迎え、既存の霞が関にない組織とし、政府や地方自治体のシステム刷新を進め、その運用コストを減らしつつデジタル化のスピードも高める――。目白押しの新しい取り組みに対して手探りが続くなか、発足1年で何ができ、何ができなかったのか。取材で検証するとともに、3人目のデジタル大臣となった河野太郎氏の下で2年目に何をすべきかを探った。