
(写真:Getty Images)
アジャイル開発の発想を広く組織に取り入れる企業が増えている。専門組織が主導したり、ソフト開発でのノウハウを活用したりして、開発部門以外にもアジャイルの考え方を浸透させる。アジャイルを適用した小規模チームは互いに連携しつつ、それぞれ短期間でタスク実行や改善、課題設定を繰り返す。全社の針路を変更すると、各チームも俊敏に軌道修正する。先行企業はアジャイルの考え方をどのように取り入れているのか。アジャイルによる組織変革の実態に迫る。
柔軟に針路変える体制のつくり方
アジャイル開発の発想を広く組織に取り入れる企業が増えている。専門組織が主導したり、ソフト開発でのノウハウを活用したりして、開発部門以外にもアジャイルの考え方を浸透させる。アジャイルを適用した小規模チームは互いに連携しつつ、それぞれ短期間でタスク実行や改善、課題設定を繰り返す。全社の針路を変更すると、各チームも俊敏に軌道修正する。先行企業はアジャイルの考え方をどのように取り入れているのか。アジャイルによる組織変革の実態に迫る。
[Part 3]
いきなりアジャイル型組織の運営方法を全面導入するのは簡単ではない。当初は、バックログやスプリント、ふりかえり、むきなおりから始める。その際にはデジタルツールを活用し、チーム運営を効率化するのが重要だ。
[Part 2]
アジャイル型組織への変革は一朝一夕には終わらない。組織の体制だけでなく、運営方法も抜本的に変えるからだ。リコーやauカブコム証券、KDDIなど先行5社の取り組みから成功法を探る。
[Part 1]
ビジネス環境の急変にも素早く対応できる組織づくりが求められている。そのためにリコーやauカブコム証券、KDDIなどが導入したのは「アジャイル」の手法だ。計画策定とタスク実行後のレビューおよび改善を短期間で繰り返し、素早く軌道修正する。