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生徒・児童に1人1台の端末を整備するGIGAスクール構想を前倒しで進める。ICTの活用で「誰も取り残さない、個別最適化された学び」が実現すると説く。教員にICTを使いこなす能力を持ってもらうための施策にも取り組む。

(聞き手=浅川 直輝、外薗 祐理子)

萩生田 光一(はぎうだ・こういち)氏
萩生田 光一(はぎうだ・こういち)氏
1963年東京都生まれ。明治大学商学部卒業。91年、東京都八王子市議会議員。2001年、東京都議会議員。2003年、衆議院議員に初当選。2017年、自民党幹事長代行。2019年9月、第4次安倍内閣で文科相に就任。2020年9月、菅新内閣で文科相に再任。(写真:村田 和聡)
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デジタル社会において必要な教育とは何でしょうか。そのためにICTが果たす役割についてどう考えますか。

 今までの学校教育は画一的でした。GIGAスクール構想を通じて1人1台端末が実現すれば「この子はここをもう少し手厚くしたほうがいい」といったオーダーメード型の指導ができます。

 これまで教員は授業中にすべての児童・生徒のノートの中身をのぞき込むことはできませんでしたが、ICTを使えば可能になります。

 授業の時間内で理解が不足している児童・生徒を教員がすぐに把握することで「放課後、残れる?」「パソコンに演習問題を送ったから、後で解いて先生に送って」といった形で補講ができます。「誰一人取り残さない学び」ができるようになると期待しています。

 逆に、学校の授業では物足りないと感じるようないわゆる「吹きこぼれ」の児童・生徒には、より難しい課題を追加で与えることもできます。