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企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)熱を追い風に、業績は好調だ。海外の構造改革も実を結び始め、中期経営計画の業績目標達成を視野に入れる。ITサービス業界でグローバルトップ5入りの目標達成に向けては、さらなる成長投資が欠かせない。

(聞き手=浅川 直輝、山端 宏実)

本間 洋(ほんま・よう)氏
本間 洋(ほんま・よう)氏
1980年日本電信電話公社(現NTT)入社。1988年NTTデータ通信(現NTTデータ)。副社長執行役員などを経て2018年6月社長(現職)。(写真:村田 和聡)
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社長就任から3年半が経過しました。経営トップとして、2021年をどう総括しますか。

 2021年4~9月期でみると、前年同期と比べて大幅な増収増益になりました。国内は公共と金融分野が継続して堅調でした。法人・ソリューション分野も回復してきて、国内は全体的に良かったと言えると思います。

 製造業向け事業に関しては、2020年後半から、独SAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージのプロジェクトが第2、第3のブームになっています。人材が足りないほど、SAPのプロジェクトが国内で走っています。

 北米と欧州はデジタル変革のための事業構造改革を進めてきました。例えば、デジタル人材の獲得やリスキリング、早期退職プログラムなどを実行しました。オペレーションの効率化にも取り組み、北米も欧州もその成果がしっかりと出ています。

2022年3月期の業績目標として掲げた売上高2兆3600億円の達成に向けた手応えは。

 もともと、今の中期経営計画の目標値は2兆5000億円でした。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて、目標値を2兆3600億円まで下方修正しましたが、2021年度上期も好調ですし、下期に向けて受注が積み上がっている状況です。当初目標(2兆5000億円)の達成も視野に入ってきました。