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顧客のIT投資縮小という向かい風とデジタル化の追い風を同時に受ける。デジタル庁などの追い風に乗るため、顧客との協業や人材育成を急ぐ。自らの強みを伸ばしながら、NTTグループとの連携を強める戦略に舵を切る。

(聞き手=浅川 直輝、山端 宏実)

本間 洋(ほんま・よう)氏
本間 洋(ほんま・よう)氏
1980年日本電信電話公社(現NTT)入社。1988年NTTデータ通信(現NTTデータ)。代表取締役副社長執行役員などを経て2018年6月代表取締役社長(現職)。(写真:村田 和聡)
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2020年の成果をどう総括しますか。

 ウィズコロナの中で何とか踏みとどまった年でした。当社は今の中期経営計画で、2021年度に連結売上高2兆5000億円、営業利益率8%、海外EBITA(利払い・税引き・償却前利益)率7%の目標を掲げています。成長のドライバーはデジタルとグローバルで、質を伴った成長を重視しています。

 中計の初年度だった2019年度は順調なスタートを切れましたが、2020年度はやはり成長は難しい。そんな中でも2020年4~9月期は売上高、営業利益ともに前年同期並みを確保できた。成長はできないけれど、踏みとどまった年でした。

 中身をみると既存顧客のシステム更改案件を確実に取れています。さらに、既存顧客を中心に新サービスやデジタル関連の案件も受注できています。これが非常に大きかった。

新型コロナウイルス禍で個々のシステム開発プロジェクトにどのような影響がありましたか。

 業種によって影響度は大きく異なります。例えば製造やサービス、旅行、交通といった業界の顧客は事業そのものが非常に厳しい。ですからIT投資の縮小やプロジェクトの延期・中断はありました。

 一方、国内の公共や金融分野は堅調です。海外では北米や欧州もコロナのマイナス影響を受けましたが、全体では2019年度並みの実績を確保できました。