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 上関大橋(山口県上関町)で15年前に見つかった重大な損傷を山口県が公表していなかった問題で、県は橋の重要性や損傷程度に応じた点検結果の公表基準を策定した(図1)。

図1■ 一部の橋で主要部材の損傷状況などを公表
図1■ 一部の橋で主要部材の損傷状況などを公表
山口県が策定した橋の点検結果の公表基準。赤字の橋では、部材ごとの健全度や主要部材の損傷状況、補修の履歴と予定など、詳細な情報を公表する(資料:山口県)
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 日経クロステックがこの問題を2021年2月16日に初めて報じた後、地元の新聞やテレビが相次いで報道。県議会の一般質問でも県の姿勢を疑問視する声が上がったため、阿部雅昭・山口県土木建築部長が「公表基準を定めて、適時、点検結果を公表する」と言明していた。

 山口県は21年3月30日に公表基準を明らかにした。I(健全)~IV(緊急措置段階)の4段階の健全度など基本的な点検結果は、全ての橋で公表する。部材ごとの健全度や主な部材の損傷状況といった詳細な情報については、離島架橋など「特に重要な橋」で健全度II以上、その他の橋でIII以上の場合に公表する。

 県が管理する4319橋のうち、詳細情報を公表する橋は1869橋に上る。21年5月末から順次、公表を進める。