全1000文字
PR

 国土交通省と総務省は、公共工事の施工時期の偏りを減らす取り組みの一環で、2018年度の平準化率の自治体別実績をまとめた(図1)。都道府県別では宮城県が最上位、岡山県が最下位だった。両省が20年4月30日に発表した。

図1■ 平準化率0.6未満の都道府県は岡山だけ
図1■ 平準化率0.6未満の都道府県は岡山だけ
都道府県別の平準化率。都道府県の平均は0.75(資料:国土交通省、総務省)
[画像のクリックで拡大表示]

 国交省は、工事が少ない4~6月の1カ月当たりの平均稼働件数を、年度全体の1カ月当たり平均稼働件数で割った数値を「平準化率」と設定。平準化の進捗度を表す指標と位置付けている。1に近いほど平準化が進んだ状態を示す。

 18年度は、国発注工事の平準化率が0.85。自治体の規模別の平準化率は、都道府県が0.75、政令市が0.67、市区町村が0.55だった。特に市区町村で平準化の遅れが目立つ。国交省は平準化率の目標値を自治体などと構成する各地の発注者協議会で検討し、20年秋以降に決定する考えだ。

 都道府県別で最下位となった岡山県は0.56にとどまった。「18年7月の西日本豪雨に伴う復旧・復興工事の発注が11月から一気に増えた」(県土木部技術管理課)ためだ。

 同様に西日本豪雨で被災した広島県の平準化率も0.61と低迷した。他方、愛媛県は被災県でありながら、18年度前半に豪雨と無関係の工事を例年よりも多めに発注していたため、0.72と平均的なレベルを保った。