NEWS 時事・プロジェクト
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清水建設が日本道路を連結子会社化
清水建設は持ち分法適用会社の日本道路に対して、連結子会社化を目的としたTOB(株式公開買い付け)を開始した。買い付け期間は2022年2月10日から3月22日まで。TOB成立後も日本道路の上場を維持する考えだ。日本道路もTOBに賛同している。
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淀川左岸線で工法変更、事業費1000億円増
大阪市が阪神高速道路会社と進めている「淀川左岸線」2期工事の事業費が、従来よりも1000億円ほど増え、約2900億円に上る見通しであることが分かった。周辺宅地への影響を防ぐために地盤改良工法の変更が必要となり、費用が増大した。市が2022年3月2日に明らかにした。
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新名神の全線開通を2027年度に延期
西日本高速道路会社は新名神高速道路の未開通2区間のうち、八幡京田辺JCT(ジャンクション)・IC(インターチェンジ)─高槻JCT・IC間(延長10.7km)の開通予定を、4年遅らせて2027年度に延期した。区間内にある枚方トンネルの工事の難航が主な理由だ。同社が22年2月9日に明らかにした。
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外環道工事で事故防止策、一部掘削再開
東京都調布市で陥没事故を起こした東京外かく環状道路(外環道)の大深度地下トンネル工事を巡り、東日本高速道路会社など事業者3者が再発防止策を盛り込んだ施工方針をまとめた。これを受け、停止していたシールド機7台のうち、事故現場以外の区間にある1台で2022年2月25日から掘削を再開した。
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西武建設をミライトHDに売却
西武ホールディングス(HD)は、連結子会社の西武建設を売却する。2022年1月27日に、保有する西武建設の株式を通信工事大手のミライト・ホールディングス(HD)に譲渡する契約を締結。ミライトHDが同年3月末に西武建設の株式の95%を取得し、子会社化する。
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労務単価2.5%増で「官製賃上げ」後押し
2022年度の公共事業の積算に使う労務単価には、国が賃金相場を先導する「官製賃上げ」の様相が色濃く表れている。
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建設業の「倒産予備軍」は2万6000社
建設業界で倒産の恐れのある企業が約2万6000社に上ることが帝国データバンクの調査で分かった。新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む一方、資金繰りを賄うための銀行借り入れが膨らんでいる企業が多い。就業者の減少に伴う人手不足がそうした苦境に拍車をかける。
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広島高速5号でシールド機トラブル相次ぐ
広島市内の住宅地の直下で建設を進めている広島高速5号線のトンネルで、この3カ月ほどの間にシールド機のトラブルが3度発生し、工事が中断している。その影響で2022年度に予定している5号線(本線)の完成が遅れる見通しとなった。完成時期のめどは立っていない。
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北海道新幹線トンネルが岩塊で掘削中断
北海道新幹線の札幌延伸に向けた羊蹄(ようてい)トンネルの建設工事で、シールド機が岩塊にぶつかり、2021年7月から掘削を中断していることが分かった。22年3月上旬から岩塊を取り除く工事に着手する。除去が完了するまで1年半以上かかる見通しだ。建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)…
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米ペンシルベニアで140mの道路橋崩落
米ペンシルベニア州ピッツバーグ市で長さ447フィート(約136m)の道路橋が崩落し、バス1台を含む車6台が巻き込まれて10人が負傷した。市は2022年1月30日、米国家運輸安全委員会(NTSB)に調査チームの派遣を依頼したと発表。原因の究明を始めた。
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東京メトロが有楽町線・南北線の延伸へ
東京地下鉄(東京メトロ)は2022年1月28日、有楽町線を豊洲から住吉へ、南北線を白金高輪から品川へそれぞれ延伸する事業の許可を国土交通大臣に申請した。延伸に要する総建設費を計4000億円と見込んでいる。どちらも30年代半ばの開業を目指す。
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水道管塗料の認証不正で工事が1週間休止
神東塗料が水道管用塗料の認証を不正取得した疑いを受け、東京都や大阪市などの水道局は当該塗料を用いた製品を使う工事を一斉に停止した。大部分の工事は1週間ほどで再開したが、安全性が確認できていない製品を使う一部の工事は中断したままだ。同社製塗料を使っている大手水道管メーカーも、不正疑惑を受けて出荷を停…
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設計プロポ不正の疑いでパシコン社員逮捕
富山市が整備を進めている吊り橋の設計業務の公募型プロポーザルで、業務を受託したパシフィックコンサルタンツ・GK設計JVに公表前の情報を漏らしたとして、富山県警捜査2課と富山中央署は2022年1月24日、市建設部長を官製談合防止法違反の疑いで逮捕した。
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埋め戻し後の陥没でバイク転倒・意識不明
国道を走行中のバイクが路上のくぼみで転倒し、運転していた女性が意識不明の重体となる事故が起こった。現場は、1週間前に電線共同溝工事の試掘をした場所だ。埋め戻し材の締め固めが不十分で、路面が陥没した可能性がある。
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太陽光発電の盛り土に環境相が「待った」
大量の建設発生土(残土)を用いた大規模な盛り土を計画している太陽光発電事業を巡り、山口壮環境相が計画の見直しを求める異例の対応に踏み切った。
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賃上げ企業に総合評価入札で加点
国土交通省は2022年4月以降に契約する案件から、直轄工事や建設コンサルタント業務の総合評価落札方式の入札で、賃金引き上げを表明した参加企業に加点する。岸田政権の方針を受けて財務省が21年12月17日に各省庁に送った通知に基づく施策だ。賃上げをほごにした企業に対するペナルティーも含む。
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統計不正で国交省が次官ら10人処分
国土交通省は、建設工事受注動態統計調査でデータの書き換えや二重計上をしていた問題で、山田邦博事務次官や当時の幹部ら計10人を処分した。斉藤鉄夫国交相ら政務三役は4カ月分の給与を自主返納する。
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新名神の大津─城陽間の開通が1年延期
西日本高速道路会社が整備中の新名神高速道路のうち、大津ジャンクション(JCT)─城陽JCT・インターチェンジ(IC)間が、これまでの予定から1年延びて2024年度に開通する見通しとなった。橋梁工事の現場で生じた想定外の湧水や用地取得の遅れなどが影響した。同社が21年12月27日に発表した。
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成田空港の滑走路延伸、東関道切り回しへ
成田空港の機能強化を目指す成田国際空港会社(NAA)は2022年秋ごろ、B滑走路延伸に向けた準備工事を始める。新設するC滑走路では23年度に準備工事に着手する。NAAが21年12月23日に計画概要を公表した。
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東海環状道で施工不良、当初は隠蔽画策か
中日本高速道路会社が岐阜県本巣市内に整備している東海環状自動車道の高架橋で、橋脚1基を設計よりも短く施工していたことが分かった。測量ミスで基礎を設計よりも高い位置に造ったと気づいた施工者のTSUCHIYA(岐阜県大垣市)が、上端の位置を合わせるために柱部を短くしていた。中日本高速が2022年1月1…