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 鹿島は、アジテーター車から荷卸しする生コンクリートを動画で撮影して、施工性の良否を即座に自動判定するシステムを開発した(写真1)。流下中の生コンクリートの表面勾配からスランプ値を算出。硬くて施工しにくい生コンクリートを見つけて排除できる。受け入れ状況を監視する技術者を配置する必要がない。

写真1■ 開発したシステムを使って現場事務所から生コンクリートの受け入れ状況を確認するイメージ。写真右のグラフはスランプ値を計算するためのデータで、横軸が時間、縦軸がシュートに対する生コンクリートの表面勾配を示す。事前に判定のしきい値などを入力しておく(写真:鹿島)
写真1■ 開発したシステムを使って現場事務所から生コンクリートの受け入れ状況を確認するイメージ。写真右のグラフはスランプ値を計算するためのデータで、横軸が時間、縦軸がシュートに対する生コンクリートの表面勾配を示す。事前に判定のしきい値などを入力しておく(写真:鹿島)
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 現場では、アジテーター車から生コンクリートを出すシュートという半割れ管の全体が映るようにビデオカメラを設置するだけだ。パソコンが動画をリアルタイムで自動解析し、シュートに対する生コンクリートの表面勾配を検出する(図1)。

図1■ コンクリートの異常を即座に知らせる
図1■ コンクリートの異常を即座に知らせる
システムのイメージ。機材は互いに無線で接続する。受け入れ状況はクラウドシステムを通じて現場事務所からリアルタイムに確認できる(資料:鹿島)
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 通常、生コンクリートが硬いほど勾配は大きくなる。その経時変化を積分してスランプ値と相関する独自の指標に変換し、施工性を判定する。

 事前に設定したしきい値を超える硬さの生コンクリートが搬入された際は、現場内の警告灯や事務所に無線で即座に知らせる。最後に技術者がアジテーター車で現物を確認し、受け入れの可否を判断する。

 生コンクリート中の水分量などを計測する既存の「連続RI水分計」を組み合わせれば、圧縮強度もリアルタイムで推定できる。

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