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 汚染土壌処理のコンサルタント事業などを手掛ける京葉鈴木グループのKSJ(東京都江戸川区)は、大手エネルギー企業の製造プラントから出る未利用の低濃度二酸化炭素(CO2)ガスを使って、建設汚泥を安価に中和する共同研究を始めた。実用化すれば大量のCO2の固定を期待できる。

 研究の基礎材料となるのは、京葉鈴木グループのジャパンリコロジー(千葉県東金市)が製造・販売する「JRC再生土」。強アルカリ性を示す建設汚泥に、セメントや特殊な改質材を混ぜてCO2ガスを接触させた製品だ。泥土中の水酸化カルシウムを炭酸カルシウムに変えて中性化。再生土として使用可能にした。

 現在はCO2を購入しているが、共同研究先の大手エネルギー企業のプラントなどから排出されるCO2を利用できるようになれば、製造コストを抑えられる。

 JRC再生土は現在、千葉県茂原市での大規模宅地造成などで主に使われている(写真1)。土壌1m3当たり、平均16kgのCO2を固定する。

写真1■ JRC再生土が使われている千葉県茂原市の大規模宅地造成現場。総開発面積は27ヘクタールだ(写真:KSJ)
写真1■ JRC再生土が使われている千葉県茂原市の大規模宅地造成現場。総開発面積は27ヘクタールだ(写真:KSJ)
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