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 建設会社向けの研修などを手掛けるハタコンサルタント(名古屋市)は、VR(仮想現実)関連のシステム開発などに取り組むSynamon(シナモン)(東京都品川区)と共同で、ボックスカルバートの工事現場を対象とする安全パトロール研修のVR用教材を開発した(図1)。施工管理技術者向けの研修で使っている。

図1■ アバターで現場に立ち入る
図1■ アバターで現場に立ち入る
VRのボックスカルバート工事現場に集まった研修の講師と受講生の各アバター(資料:ハタコンサルタント/Synamon)
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 研修の講師と受講者はヘッドマウントディスプレー(HMD)を装着し、それぞれの分身であるアバターとして、バーチャル空間に入る。

 打設前のボックスカルバート工事を仮想した現場には、作業足場の不具合や、作業員の服装・立ち位置などのミスを仕込んでいる。アバターとして歩きながらそれらのミスを探し出すことで、現場の安全管理のポイントを学べる。コンベックスで寸法を測る機能もあり、実際の工事現場に近い臨場感が得られる。

 VRの対象としてボックスカルバートを選んだのはハタコンサルタントだ。シンプルな構造のため、建築工事を担当する技術者向けの研修にも使えると見込む。