NEWS 技術
目次
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山岳トンネルで打設をほぼ自動化
清水建設と岐阜工業(岐阜県瑞穂市)は共同で、山岳トンネルの覆工コンクリートを自動で打ち込み、締め固めるシステムを開発した。打設作業をほぼ自動化することで、担当者を従来の6人から2人に減らせる。
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パナソニックが街路灯を4時間で交換
パナソニック ライフソリューションズ社は、古い街路灯を約4時間でリニューアルする専用のポール「QQポール」を開発した。コンクリートの基礎を活用するため、大掛かりな作業は不要だ。
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ベントナイト重量の2%で同等の掘削液
土木工事用薬剤メーカーのジオックス(新潟市)は、地下掘削工事で大量に使う掘削液を少量の材料で作れる薬剤「B-141」を開発した。
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硬過ぎ生コンを動画判定で即“出禁”に
鹿島は、アジテーター車から荷卸しする生コンクリートを動画で撮影して、施工性の良否を即座に自動判定するシステムを開発した。流下中の生コンクリートの表面勾配からスランプ値を算出。硬くて施工しにくい生コンクリートを見つけて排除できる。受け入れ状況を監視する技術者を配置する必要がない。
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市販カメラで高精度計測、ドローン搭載狙う
東芝は、市販の単眼カメラで撮影した1枚の画像から距離を計測して立体を正確に認識するAI(人工知能)を開発した。インフラ点検に使うドローンへ、新技術を適用したカメラの搭載を見込む。
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「後付けIoT」で建機を手軽に監視
ドイツの自動車部品大手ボッシュ(Bosch)の日本法人は、建設機械や資材に後付けできるIoTタグ「TRACI(トラシ)」を開発した。異なるメーカーの建機や資材が混在する現場でも、一括してモニタリングできるようにする。実用化に向けて、清水建設の現場で実証実験に取り組んだ。
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「移動工場」が6倍速で床版を更新
鹿島は、鉄筋コンクリート(RC)床版の一連の取り換え工種を並行して作業できる「スマート床版更新(SDR)システム」を開発した。橋梁上を移動するクレーン付き門形フレーム2台を使う。床版の架設速度は1日当たり40mで従来工法の6倍だ。交通規制の期間を短縮できる。玉掛けなどの自動化技術を組み合わせ、現場…
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強アルカリ性の建設汚泥をCO2で中性化
建設系廃棄物の処理や再資源化を手掛ける再資源化研究機構(東京都江東区)などは、pH12以上の強アルカリ性の建設汚泥を中性化し、再生土として使用可能にする技術を開発した。二酸化炭素(CO2)を中性化に用いるため、環境保全の効果が高いとしている。
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遠隔操作室が重機の動きとシンクロ
熊谷組と東京工業高等専門学校は、遠隔操作するオペレーターが建設機械の傾きや振動をリアルタイムで感じられる「無人化施工VR技術」を共同で開発した。災害復旧などで、無人化施工の効率化や安全性向上を図れる。熊谷組は2020年度に現場での実用化を目指す。
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ねじが応力を測って知らせる
ネジの開発を手掛けるNejiLaw(ネジロー、東京都文京区)は、カシオ計算機と共同で構造体の健全性を測定するネジ「smartNeji(スマートネジ)」の開発を進めている。ビルや住宅、道路、自動車などあらゆる構造体で使われるねじ自体をセンサー化し、損傷や老朽化の状況を遠隔地からリアルタイムに把握でき…
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シールド全自動化へ前進、掘進計画の短縮に
鹿島はシールドトンネル工事の全自動化に向けて、シールド掘進とセグメント組み立ての計画指示や出来形管理などを3次元モデルで実現する「KaCIM’S(カシムズ)」を開発した。掘進や組み立ての計画立案に要していた時間を、従来と比べて半分に短縮できる。
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点群データを誰でも無料で扱える
大阪経済大学の中村健二教授らは、オンライン上に保存した道路の3次元点群データをダウンロードせずに確認・操作が可能な無料のソフトウエア「3D PointStudio」を開発した。数十キロメートルにわたって記録された大量の点群データから、見たい区間を指定するだけで簡単に閲覧できる。インテリジェントスタ…
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スマホ上の塗り絵で補修用の合材量を算出
東亜道路工業は、ポットホールの補修や舗装の点検に使える2つのスマートフォン用のアプリを開発した。ポットホールに必要な補修材の量を写真から自動計算したり、車上からの目視点検の結果を簡易に記録したりできるようになる。
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カメラ会社の強み生かし、ひびを99%検知
キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンは、インフラ構造物の近接目視を代替する点検サービス「インスペクション EYE for インフラ」を2019年12月下旬から提供する。高性能カメラを用いた点検箇所の撮影、画像処理、人工知能(AI)を用いたひび割れ検知の3段階から成るサービスだ。個別のサービス提…
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天気予報から「墜落・転落」を予知
安藤ハザマとライフビジネスウェザー(東京都中央区)は、労働災害を天気予報から推測し、注意を促す情報を配信する「気象危険予知システム」を共同で開発した。墜落・転落など建設現場で起こりやすい事故を防ぐ。熱中症以外の労働災害と気象との関係に着目して、その相関性からリスクの高い労働災害を予知する技術は珍し…
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「手押し」で50%省力化、桁の1種ケレン
大林組は道路橋の床版撤去後に、鋼桁フランジ部でさびや塗膜を落とすケレンと清掃を同時に行う「フランジブラスター」を開発した。これまで手作業だった工程を機械化することで、フランジ上部のケレン作業を約50%省力化した。
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高速道路の補修ヤードを“囲う”移動式車両
中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋と東邦車輌(横浜市)は、高速道路の工事規制内の作業ヤードを確保しつつ、一般車両の誤進入から作業員を防護する「大型移動式防護車両」を共同で開発した。
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値段もサイズも「500円玉」の浸水センサー
東京大学と光陽無線(福岡市)、国土交通省関東地方整備局は、豪雨の際に地域の浸水状況をリアルタイムで把握する「ワンコイン浸水センサー」を開発した。センサーを500円玉程度の大きさに小型化。自治体などが少ない費用で設置できるように、1個当たり100~1000円と低価格に抑えた。2020年度以降の実用化…
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道路の下から桁と床版を一刀両断
大林組は、横河ブリッジ、コンクリートコーリング(大阪市)と共同で、道路橋の鋼桁とコンクリート床版の接合部を、ずれ止めも含めて一気に切断する乾式水平切断工法「サブマリンスライサー」を開発した。
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膨大な道路付属物の管理手間を9割減
古河電気工業とゼンリンデータコムは車を走らせるだけで、AI(人工知能)が道路標識や照明といった「小規模道路付属物」の施設台帳を自動作成するシステムを共同で開発した。古河電工の「道路付属物点検支援システム」と併せて活用した実証実験では、小規模道路付属物を管理する自治体の手間を9割減らせた。2020年…
日経クロステック Special
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