NEWS 技術
目次
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炭酸でCO2固定のコンクリートを試験打設
安藤ハザマと大成ロテック、内山アドバンス(千葉県市川市)は共同で、「カーボンプール(CP)コンクリート」を使った初めての現場打ち試験を東京都内で実施した。
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鉄鋼スラグ使った改質土を原位置施工
JFEスチールと日本製鉄、五洋建設、東亜建設工業、日本海工(神戸市)は共同で、軟弱な海底地盤の表層を原位置で改良する「カルシア改質土のバッチ式原位置混合工法」を開発した。海底に降ろした密閉式バケットの中で、鉄鋼スラグを原料とするカルシア改質材と海底地盤の粘土などとを混合して「カルシア改質土」を製造…
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2種の舗装で貯水と温度低下を一挙に
大林組と大林道路(東京・千代田)は共同で、異なる2種類の構造の舗装を組み合わせ、一方でためた雨水を、もう一方で蒸発させる多機能舗装「ハイドロぺイブライト」を開発した。貯水で雨水流出を抑制するとともに、蒸発で路面温度を低下させてヒートアイランド現象を緩和する。
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コンクリートの表層品質をAIが採点
鹿島は、打設後のコンクリートの表層品質を人工知能(AI)が採点するアプリを開発した。タブレット端末で対象を撮影すると、AIによる評価やその理由が表示される。採点結果などを基に打設計画を見直し、コンクリート構造物の品質を高める。
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内部構造持つ「メタマテリアル」で性能向上
クラボウと東京大学大学院は、建設用3Dプリンターで造形物の性能を向上させる「メタマテリアル技術」の確立に向けて共同研究を始めた。内部にトラス構造などを組み込むことで強度やじん性を高める。
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生物保全対策の効果検証にPCR検査
大成建設は、サンショウウオ類など両生類の生息調査において、「環境DNA分析」を使うことで従来の目視調査よりも長期間にわたって生息情報を得られることを確認した。希少な動植物類の保全対策で代替生息地を整備した際、その対策の効果をより確実に検証できる。
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コンクリートがらを蒸して100%再利用
東京大学生産技術研究所は、砕いて粉末にしたコンクリートのがれきを圧縮して高温・高圧で蒸すことで、従来の圧縮強度を超えるコンクリートとして100%リサイクルする技術を開発した。リサイクル時にセメントなど新たな材料を投入する必要がなく、副産物も発生しない。
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鹿島が自動化施工を提供する新会社設立
鹿島とNECは、自動化施工システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」の普及を目指す新会社「KNC Planning(ケイエヌシープランニング)」(東京・港)を共同で設立した。鹿島が開発したクワッドアクセルに関する技術を、主に下請けや準大手以下の建設会社に提供するための事業を検討。市場調査やパート…
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鉄筋不要の床版継ぎ手工法を初採用
日鉄エンジニアリング(東京都品川区)と極東興和(広島市)が共同開発したプレキャスト床版の継ぎ手工法「ELSS Joint(エルスジョイント)」が、公共工事で初めて採用された。従来のループ継ぎ手と異なり鉄筋などを用いず、床版を桁に固定して床版間に専用材料を充填するだけで接合できる。
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床版内部のひび割れを車の振動で可視化
東芝は、目視点検で確認できない鉄筋コンクリート(RC)床版内部のひび割れ位置を、センサーで可視化する技術を開発した。道路事業者向けのサービスとして、東芝プラントシステムと共同で2024年度の提供開始を目指す。
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3DプリンターでPCaブロック自動製造
大林組は、ロボットのコンクリート打設技術と3D(3次元)プリンターを使ってプレキャストコンクリート(PCa)ブロックなどの構造物を自動で製造するシステムを開発した。PCaブロック製造のための鋼製型枠が不要で、複雑な形状や多品種の構造物を容易に製造できる。
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廃コンクリートでCO2固定と再資源化狙う
炭酸ナノバブル水を活用してCO2固定化と「廃コンクリート」の再資源化を同時に実現する「カーボンプール(CP)コンクリート」。その実用化を目指し、安藤ハザマを幹事会社とするコンソーシアムの活動がスタートした。
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含浸剤を塗るだけでCO2吸収
北海道大学と清水建設は、既設コンクリート構造物の表面に含浸剤を塗布し、大気中の二酸化炭素(CO2)の吸収・固定化を促進する技術「DAC(ダック)コート」を共同で開発した。含浸剤を塗ることで、一般のコンクリートに比べてCO2吸収量が1.5倍以上に増えるだけでなく、鉄筋の腐食を抑えて鉄筋コンクリート(…
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「今日の労災リスク」をAIが示す
MetaMoJi(メタモジ、東京都港区)と大林組、労働安全衛生総合研究所は、人工知能(AI)の技術を用いて現場作業の労働災害リスクを予測するシステム「安全AIソリューション」を共同開発した。KY活動表などの帳票に組み込むと、作業内容や作業者の職種・年齢などの要素を踏まえた労災リスクを自動で抽出・提…
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標定点不要の国産ドローン
エアロセンス(東京都文京区)は地上への標定点の設置が不要な測量専用ドローン「エアロボPPK」を開発した。衛星から受信した測位データを後から補正処理する、後処理キネマティック(PPK)を採用した。同社によると、PPK対応型の国産市販機は初となる。
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自律飛行型ドローンで坑内の映像を生成
センシンロボティクス(東京都渋谷区)とフジタは共同で、GNSS(全球測位衛星システム)を受信できず、かつ暗いトンネル内でドローンを自律飛行させ、工事の進捗情報を収集する「トンネル坑内自動巡視ドローンシステム」を開発した。
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残コンをゼロにしながらCO2削減
鹿島は、建設現場で打設されずに生コン工場に返送される「残コン」や「戻りコン」をゼロにすると同時に、CO2も削減する新手法を確立した。千葉県市川市の現場で実証実験を行って一連の流れの有効性を確認した。
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支承交換時のジャッキ圧を遠隔監視
ムネカタインダストリアルマシナリー(福島市)と寿建設(福島市)、オーエスティー(福島県郡山市)は共同で、橋梁の支承交換時にジャッキに掛かる圧力を遠隔で確認できるシステム「エキアツミエルカ」を開発した。水圧や油圧の測定値をウェブ上で管理することで、現場の省人化につながる。
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セグメント桁の3D計測で架設線形を予測
鹿島は、橋桁のセグメント単体を3次元(3D)デジタルカメラで事前に計測し、架設線形を高精度に予測する技術を開発した。世界最長級の支間長を持つ実橋に適用し、出来形管理の省力化につなげた。
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応急復旧省く被災盛り土の修復手法
鉄道総合技術研究所は、地震や大雨によって崩壊した盛り土の復旧工事で、独自の専用かご枠を用いる新手法を開発した。従来の手法よりも早期の本復旧が可能だ。復旧後に地山補強材も追加施工できる。2019年の東日本台風で被災した三陸鉄道リアス線の盛り土の復旧工事に初採用した。今後は鉄道に限らず道路や河川など他…
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