NEWS 技術
目次
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H形鋼の接合時間を短縮
戸田建設は、地下掘削の山留め芯材として用いるH形鋼の継ぎ手に必要なボルト本数を減らす新たな接合方法を開発した。接合に要する作業時間を短縮できる。東京都内の建設現場で実証し、強度や剛性、耐力などが従来の継ぎ手と変わらないことを確認した。
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プラトーで浸水被害を可視化
東京海上日動火災保険と応用地質は、街中に設置した冠水センサーの実測値と3次元都市モデルを組み合わせて、浸水被害の可視化や情報提供を行うサービスの開発に着手した。福岡県久留米市で大雨時の浸水状況を即時に把握して、アラートを出すことに成功した。
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360度見渡せるVRで橋の踏査
橋梁などのインフラ点検を行うFOF(エフオーエフ、宮崎市)は、360度カメラによる撮影画像などで構築する橋のVR(仮想現実)を使った現地踏査報告サービスを開始した。現地踏査をVRの画像上で実施できる。橋の⽴地状況や損傷の程度を詳細に把握することで、点検⽅法や必要な機材などの計画をより精密に立てられ…
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レーザーによるさび除去速度を3倍以上に
トヨコー(静岡県富士市)は高出力のレーザービームを照射して橋梁のさびや塗膜、塩分などを除去する機器「CoolLaser(クーレーザー) G-19」を開発した。
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橋の張り出し架設で施工管理を自動化
大成建設は、張り出し架設工法による橋梁の上部工事で、自動化技術やICT(情報通信技術)を使って施工管理するシステム「T-CIM/Bridge」を開発した。施工管理を担う現場の作業員を大幅に減らせる。
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中性子を当て橋の塩分濃度を計測
理化学研究所とオリエンタル白石は、コンクリートの内部に浸透した塩分の濃度や分布を計測する小型の非破壊検査装置「中性子塩分計RANS-μ(ランズ-マイクロ)」を共同で開発した。橋梁点検車のバケットに積んで橋桁などの調査に使い、塩害に対する予防保全につなげる。2023年度以降の実用化へ向け、22年度に…
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有人地帯に国産初のLTE対応ドローン
エアロセンス(東京都文京区)は国産初となるLTE通信機能を搭載した回転翼ドローン「エアロボAS-MC03-LTE」を公開した。携帯電話通信規格の1つであるLTEの基地局を中継させて、今までよりも広範囲での飛行を可能にした。
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ロックボルト挿入時間を2割に
ライト工業と古河ロックドリル(東京都千代田区)は、法面の削孔からロックボルトの挿入までを1台の油圧ショベルで実現するアタッチメント「ボルト挿入機能付きリモートスカイドリル」を共同開発した。法面上での重機の誘導やボルトの挿入を担う作業員が不要になる。
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砂と砂利を使わないコンクリートで防潮堤
安藤ハザマが開発した、石炭灰を原料とする「アッシュクリート」が、福島第1原子力発電所に新設する防潮堤で採用された。同発電所の津波低減対策で着底させたメガフロートに続く採用だ。2023年度末の完成を目指す。
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切り梁不要の土留めで掘削期間を3割減
鹿島は、開削工事の土留めに切り梁など支保の設置が不要となる新工法「頭部固定式二重土留め工法」を開発し、土木工事に適用した。掘削や躯体構築が円滑に進み、従来の切り梁を使った工法と比べて掘削期間を3割程度削減できた。
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民間企業向けのタイムライン支援
清水建設は民間企業の事業所や工事現場などにおける防災行動計画の作成と運用を支援するシステム「ピンポイント・タイムライン」を開発した。風水害の気象情報をタイムリーに共有して、その場で必要な防災対策をSNS(交流サイト)などで利用者に自動で通知する。
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橋梁点検画像のピンボケが数秒で分かる
キヤノンと中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京(東京都新宿区)は、橋梁などの点検時に撮影する写真の品質を現場で自動判定するソフトウエアを共同で開発した。画像のピンボケなどを即座に判別して、画像の確認や再撮影に要する手間を減らす。2021年度中に点検業務で試験運用を終え、22年度から本格運用を目指…
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幅0.1mmのひび割れを瞬時に判別
日本工営と日本システムウエア(NSW)は、コンクリート構造物の画像などから幅0.2mm以下の微小なひび割れを瞬時に判別し、パソコンの画面上に色分けして表示する点検支援システム「VIS&TFC(ビス・アンド・ティーエフシー)」を共同で開発した。ひび割れの目視判定を容易にし、点検作業を効率化する。
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現場製造が可能な超高強度コンクリート
大成建設は、超高性能繊維補強コンクリートなどを施工現場で製造する移動式プラント「T-ITAN(タイタン)モバイルプラント」を開発した。UFC(超高強度繊維補強コンクリート)とUHPFRC(超高性能繊維補強セメント系複合材料)のどちらにも対応している。
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山岳トンネル工事の翌日の湧水量を予報
清水建設は、山岳トンネル工事の進捗に応じて変化する切り羽前方の湧水量を、デジタルツインとAI(人工知能)で定量的かつ高精度に予測する「地山予報システム」を開発した。翌日以降の湧水量を常に予測しながら施工するため、想定外の湧水リスクを回避でき、現場管理者の作業負担を軽減する。
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セメント不要のコンクリート補修材
バンテリンなど医薬品の事業を手掛ける興和(名古屋市)が、土木・建築の補修事業へ力を入れている。同社は劣化したコンクリート構造物に適用可能な、セメントを使わない常温硬化型ジオポリマー系補修材「GP MONDO K」の販売を2021年10月に始めた。今後、欧州での製造も視野に入れている。
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油圧ショベルの土砂積み込みを自律化
大林組とNEC、大裕(大阪府寝屋川市)は、共同で開発した油圧ショベルの自律運転システムをトンネル工事の土砂の積み込みに適用する実証実験を実施した。関東地方の現場で異なるメーカーの2台の油圧ショベルを使い、土砂置き場からの土砂の掘削やダンプトラックへの積み込みを自律化した。
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PCaパネルで風力塔の高さを1.5倍に
會澤高圧コンクリート(北海道苫小牧市)は、プレキャストコンクリート(PCa)のパネルで既設の陸上風力発電タワーを大型化し、発電効率を4倍強に高める工法「VT」を開発した。高さ80m級の鋼製タワーを120m級にかさ上げできる。風を受ける羽根(ブレード)を大型化し、発電コストを約半分に抑える。
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衛星画像で農園を遠隔管理
UCC上島珈琲(神戸市)と国際航業は、衛星リモートセンシングを用いて大規模コーヒー農園における炭素固定などの効果を定量的に評価する手法の開発に乗り出した。遠隔地から農作物の生育を高精度で管理する手法も探る。内閣府宇宙開発戦略推進事務局が公募する実証プロジェクトに選ばれた。
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地震で破損しやすい埋設管を特定
東電設計(東京都江東区)は、取水管など線状の埋設構造物の地震リスクを評価する手法を開発した。埋設管を長さ1~3mごとに細分化して分析することで、地震によって破損する危険性が高い箇所を特定できる。2021年9月1日にサービスを始めた。
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