NEWS 技術
目次
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CSGダムの堤体を階段状にして高速打設
鹿島は台形CSGダムの堤体を覆う保護コンクリートの施工を合理化する「置き型枠自動スライドシステム」を開発。同社がJVのスポンサーとして秋田県東成瀬村で施工する成瀬ダムの堤体打設工事で実用化した。
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耐熱とCO2削減の効果を持つコンクリート
大林組とポゾリスソリューションズ(神奈川県茅ケ崎市)、日本製鉄は共同で、耐熱性や耐酸性に優れる「ジオポリマーコンクリート」を使って、温度が1000℃以上ある溶融スラグの置き場となる鉄筋コンクリート擁壁を補修した。コンクリートポンプ車で圧送して打ち込んだ。
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覆工の表層品質をAIが評価
西松建設はソフトウエア開発のsMedio(エスメディオ)(東京都中央区)と共同で、山岳トンネルの覆工コンクリートの表層品質をAI(人工知能)で評価する「A.E.s.SLiC(イースリック)」を開発した。
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点群データを楽に3次元化
計測会社のルーチェサーチ(広島市)は、レーザー計測などで得た構造物の点群データを簡単に3次元モデル化するソフトウエア「PINO(ピノ)」を開発した。点群データと比べて容量を約50分の1に減らせる。
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鳴き声とドローン画像でシカの頭数推定
東京大学生産技術研究所の沖一雄特任教授らのグループは、湿原に生息するシカの頭数を、鳴き声やドローンの画像から推定する手法を開発した。自然環境保全地域に人が高頻度で立ち入ることなく、植生被害をもたらすシカの個体数を管理する基礎データが得られる。
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自己治癒型のアスファルト舗装を施工へ
大成ロテックと會澤高圧コンクリート(北海道苫小牧市)は、共同研究中の自己治癒型のアスファルト舗装を、車両通行の供用を前提とした場所で2021年度に試験施工すると明らかにした。
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ウェブ会議で4D工程表共有
アプリケーションの開発を手掛けるコルク(東京都豊島区)は、BIM/CIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング/コンストラクション・インフォメーション・モデリング)で使う3次元モデルに時間情報を加えた「4D工程表」をブラウザーで見る技術を開発した。
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転圧と同時に点群データを自動作成
竹中土木とライカジオシステムズは共同で、土を締め固める振動ローラーを走行させるだけで3次元点群データを自動で作成する転圧管理システム「Dual Mast Roller(デュアル・マスト・ローラー)」を開発した。
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コストと工期が20%減る仮設桟橋
鹿島とヒロセ(東京都江東区)は、山間部で主に使う工事用仮設桟橋の急速施工法「トライピア工法」を共同開発した。桟橋の構築にかかる工期やコストをそれぞれ約20%削減できる。
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レーザー打音で道路トンネルの定期点検
建設技術研究所は、計測機器メーカーのフォトンラボ(東京都中央区)、量子科学技術研究開発機構と共同で開発した「レーザー打音検査装置」を、道路トンネルの覆工コンクリートの定期点検業務に初めて導入した。
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電力使用量で現場の稼働状況を管理
大東建託とグリッドデータバンク・ラボ(東京都千代田区)は、建設現場での電力量から作業の有無を推測する手法を共同開発した。電力使用量と位置情報を無線などで伝送する「スマートメーター」を使う。
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建機レンタル会社のDX支援
建設テックスタートアップ企業のSORABITO(ソラビト)(東京都中央区)が、建設機械レンタル会社向けにレンタルアプリ作成サービスを展開している。1兆円を超えるとされる建設機械レンタル市場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しする。
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AIが河川護岸のひび割れの大きさまで判定
八千代エンジニヤリングは、河川の護岸コンクリートに生じたひび割れを写真から自動で検出する技術「GoganGo(ゴガン・ゴー)」に、ひび割れの大きさを自動で判定する新機能を追加した。目視点検では困難だった劣化状況の定量的な把握が可能となり、補修の可否を判断する診断作業を効率化できる
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大気中のCO2を減らすコンクリート
大成建設は、打設すればするほど大気中の二酸化炭素(CO2)を減らせるカーボンリサイクル・コンクリートを開発した。CO2を原料とした炭酸カルシウムの粉末を使うことで、コンクリートの製造過程で排出されるCO2の量を上回る固定効果を発揮する。コンクリートの打設量1m3につき、5~55kgのCO2が大気中…
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大型ダムに洪水被害者を最大2割減らす効果
国立環境研究所と東京大学、米ミシガン州立大学は、世界で稼働している既存の大型ダムには100年確率の洪水に遭う人口を最大で約20%減らす効果があると明らかにした。
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現場打ち可能な超高強度セメント系複合材
鹿島と中日本高速道路会社は、道路橋床版の補強・補修工事で、超高性能繊維補強セメント系複合材料(UHPFRC)を現地で製造して打設する工法を共同開発した。鉄筋を使わず薄層でありながら、高い耐久性を確保できる。床版の増し厚を抑えられるため、下部構造の補強などは不要だ。耐用年数は防水工を施す前提で100…
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施工中の土留め変状を点灯で知らせる
熊谷組は土留め支保のひずみを感知し、しきい値を超える変状が生じるとLEDが赤く点灯して周囲に危険を知らせる「KMLAセンサー」を開発した。センサー背面に付いたネオジム磁石で鋼材に手軽に着脱できる。計測したい箇所に取り付けるだけなので、専門的な技能は不要だ。
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CO2、8割減のコンクリート製品の普及狙う
大成建設は、二酸化炭素の排出量を大幅に削減する環境配慮コンクリート「T-e Concrete」を使った土木・建築用2次製品の開発・普及を加速させる。土木や建築の資材メーカーなど8社から成る「T-e Concrete研究会」を設立。研究会では既にボックスカルバートやL形擁壁などの試作品を開発済みだ。
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廃ペットボトルで高耐久性アスファルト舗装
日本道路は廃棄されるペットボトルを混ぜたアスファルト混合物による高耐久性舗装工法「スーパーPETアスコン」を開発した。舗装面積100m2当たり、1500本の廃ペットボトルを活用できる。従来の高耐久性舗装を上回る耐久性を持つ。
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現実の橋の点検をVRで練習
建設技術研究所はVR(仮想現実)の制作が得意なエドガ(東京都江戸川区)の協力を得て、橋梁の点検を疑似体験する社内研修用のVRコンテンツを開発した。国土交通省が管理する鋼製の鈑桁橋を対象に、360度カメラで撮影した画像を見ながら損傷の箇所や度合いなどを確認する。
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