NEWS 技術
目次
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PCa床版への更新で割り付け図を自動作成
三井住友建設は橋梁の大規模更新工事で、取り換え用のプレキャストコンクリート(PCa)床版の割り付け作図などを自動化する設計支援プログラム「SMC-Slab」を開発した。床版の配置検討や図面作製に要する時間を従来の3分の1に短縮する。西日本高速道路会社の中国自動車道の更新工事に適用した。
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衛星群と地図データで被災情報を丸裸に
スカパーJSAT(東京都港区)とゼンリン、日本工営は、大量の小型衛星を使った国内初の「衛星防災情報サービス」の開発・提供に向けて業務提携した。人工衛星などで取得したデータを使って、水害・土砂災害の発生時に被害状況の迅速な推定や、復旧活動の支援などに役立ててもらう。平時にはインフラなどのモニタリング…
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合成床版の配筋検査で75%の時間短縮
JFEエンジニアリングと画像認識技術を得意とするスタートアップのACES(エーシーズ)(東京都文京区)は、ドローンによる写真撮影と画像認識AI(人工知能)で、橋の合成床版の配筋検査を自動化するシステムを共同開発した。検査結果を3次元図面と重ねて、設計値との誤差を可視化する。JFEエンジニアリングに…
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日立ソリューションズが現場支援策を拡充
日立ソリューションズは、建設現場の新常態(ニューノーマル)における働き方と生産性向上を支援する「建設業向けソリューション」のサービスを展開する。今後、支援策のラインアップを拡充していく。
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事前登録なしで検温・来訪者を自動管理
スタートアップのMomo(神戸市)は、非接触で自動検温するデバイス「検温がかりPRO」に、AI(人工知能)で顔情報を整理して勤怠・来訪者管理などに使える機能を加えた「検温がかりAI」を開発した。開発依頼先の大手ハウスメーカーが、既に試験的に採用している。
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GNSS測位不能でも自動で飛ぶドローン
アース・アナライザー(京都府綾部市)などは、測位衛星からの電波信号が届かなくても正確な位置情報を取得しながら自動航行する「シームレスドローン」の実証実験に成功した。
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スマホで「集まらない朝礼」
大林道路とIntelligent ACORN(インテリジェント エーコーン)(千葉県松戸市)、システム・クリニック(神戸市)の3社は、工事現場に集まらなくても朝礼が可能になるアプリを共同で開発した。工事関係者はスマートフォンなどを使って、離れた場所から3密を避けて朝礼に参加できる。2020年9月か…
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体調不良をAIが分析
AI(人工知能)に強いAlgoage(アルゴエイジ)(東京都文京区)は、作業員の体調データをクラウドで一元管理し、AIで異常を分析・予測する「作業員健康管理システム」を開発した。大豊建設が実用化している。計測結果をクラウド上に自動で保存するため、記入や書類整理などの手間・コストを抑えられる。
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防災踏まえAIで道路整備の優先度を評価
大日本コンサルタントは、AI(人工知能)を活用し、防災や減災の観点を踏まえて道路整備の優先度を評価するシステムを開発した。豪雨や津波など災害が発生した際に、防災拠点へ早く到達できる経路を車の移動時間などに応じてランク付けし、道路整備の優先度に反映する。2021年度に実用化し、自治体などへの提供を目…
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PC橋の鋼材破断を磁気で“透視”
コニカミノルタは、プレストレスト・コンクリート(PC)橋桁内にある鋼材の損傷を見つけ出す手持ち式の非破壊検査装置「SenrigaN(せんりがん)」を開発した。桁の下面や側面に押し当てて、鋼材に付与した磁場の変化を読み取る。
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巨大現場の監視通信にWi-Fi
無線通信技術ベンチャーのPicoCELA(ピコセラ)(東京都中央区)は、西松建設が施工する大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設地に無線LAN(Wi-Fi)環境を構築した。
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クラウドで複数現場の3D点群を同時解析
スタートアップのスキャン・エックス(ScanX、東京都新宿区)は、ドローンや手持ち型スキャナーなどで取得した3次元点群データをクラウド上で高精度に解析する「スキャン・エックスクラウド」を開発した(図1)。高性能のパソコンは不要で、初期費用なしの月額2万9800円(税込み)で使える。
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ヘルメットの動きで作業員の異常行動見抜く
飛島建設は、IoTサービス提供やAI(人工知能)開発を手掛けるSassor(サッソー)(東京都目黒区)と共同で、ヘルメットに付けた加速度センサーなどを使って、工事現場での事故を未然に防ぐシステムを開発した。作業員自身が気づかない異常な動きを検知。管理者に警告を発する。
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無動力で人力掘削を補助する500gの作業着
清水建設と医療用品メーカーのダイヤ工業(岡山市)は、スコップで土を掘る負荷を減らすアシストスーツ「ワーキングアシストAS」を開発した。モーターや空気圧など動力を使わず、スコップですくうときの筋負担をゴムの伸縮で軽減する。人力掘削の作業補助に特化したアシストスーツは珍しい。
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水路トンネルを調査する飛行船ロボット
西松建設と長崎大学海洋未来イノベーション機構は共同で、水路トンネルの中を自律飛行し、点検する飛行船型の調査ロボット「トンネルマンボウ」を開発した。壁面全周を撮影する360度カメラで、幅1cm程度の損傷を判別する。水力発電所の水路トンネルで実証実験を行い、有効性を確認した。
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50kmを一飛びで調査する新型ドローン
エアロセンス(東京都文京区)は、固定翼産業用ドローン「エアロボウイング」を開発した。最大時速100km。1度の飛行で50kmを自律飛行する。4つのローターを使って、マルチコプターのようにホバリングして垂直に離陸。空に浮かんでからは、機体後方にあるメインローターで前進し、飛行機のように水平飛行する。
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光ファイバー16本で地山変状を把握
鹿島はOKI(沖電気工業)と共同で、最大16カ所に設置したグラウンドアンカーの張力を、1台の計測器で連続して把握するシステムを開発した。アンカーのストランドに組み込んだ光ファイバーを利用する。
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絵と文字が浮かぶ「光る歩道」
大林道路と早水電機工業(神戸市)、宮吉硝子(名古屋市)は、歩道や公園の路面に設置するソーラーパネル内蔵型ガラス導光板ユニット「SolarWAY(ソーラーウェイ)」を共同で開発した。日中に太陽光パネルで発電して、夜間に路面から明かりを照らす。
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坑内の作業を360度で把握
安藤ハザマとエム・ソフト(東京都台東区)は、360度撮影可能なカメラを搭載した車両を走行させて、山岳トンネル内の施工状況を遠隔地から確認する「トンネルリモートビュー」を共同で開発した。
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橋梁下部工の洗掘を遠隔モニタリング
福山コンサルタントは、河川内にある橋梁の下部工基礎の洗掘状況を遠隔地から監視するモニタリングシステムを開発した。携帯電話の通信回線でインターネットにつなぎ、現地に行かずにデータの計測や健全度の確認を行える。洪水発生時に橋梁の通行可否を迅速に判断するのに役立つ。
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