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 オプティムは、測量対象の高精度な3次元(3D)データを取得できるアプリ「OPTiM Geo Scan」を発売した。iPhone 12 ProなどLiDAR(ライダー)センサー付きのスマートフォンやタブレット型端末で使える。

特徴

  • iPhoneなどで土構造物をスキャンするだけなので、測量経験の少ない作業員でも1人で測量できる。小規模な現場での利用を想定する。
  • 取得した3Dデータは点群形式(xyzRGB)で出力可能。点群処理ソフトやCADソフトを利用して、横断図などを作成できる。

価格

 12万120円/月(月契約プランの場合、3現場で同時利用可能、税込み)

■ オプティム
 URL https://www.optim.co.jp
 問い合わせはウェブサイトの専用フォームから

開発の背景
iPad Pro登場で安く簡単に

オプティム ビジネス統括本部ゼネラルマネージャー
坂田 泰章

 建設業界ではDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、高精度な3次元データを取り扱うようになった。ただ、そのためには高額な専用機器やソフト、専門的な知識などが必要で、小規模な現場が多い中小建設会社には負担が大きく、普及の妨げになっていた。

 そんなときにLiDARセンサーを搭載したiPad Proが登場し、これを使えば安価で簡単なシステムが構築できると考えた。測量には、GNSS(全球測位衛星システム)座標に加え、国土地理院の「日本測地系2011」の平面直角座標系やジオイド・モデルも利用している。

 GNSSデバイスを置き、スマートフォンで対象物をスキャン。それを一定間隔で繰り返せば高精度な測量データを生成できる。「誰でも」「どんなときでも」使え、災害復旧にも活用できると国土交通省から評価されている。(談)