和歌山県の漁港で発覚した完成偽装では、不正を働いた担当者本人が一番悪いのは確かだが、未然に防げなかった周囲の人たちの責任も免れないだろう。不審に思った施工者が、なぜ一言、他の県職員に相談しなかったのか。担当者のメンツを潰すことを恐れたのだろうが、貴重な税金を投じる公共工事を担っている以上、勇気を出して行動してほしかった。(青野)

 雑誌記者は写真の撮影者としてはプロではない。しかし、いかにも素人臭いレベルの写真を撮って誌面に載せるのは、読者と取材対象者の双方に失礼で決してあってはならないことだと考える。人物紹介を中心とする今号の資格特集でも、写真撮影時は対象者の周りを動物園のクマのように歩き回り、時にはしゃがんだり机の上に立たせてもらったりして奮闘した。その成果が誌面に表れていればよいのだが。(安藤)