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「建設業界」というより「地方」に若者を
和田 達哉(68、建設コンサルタント会社)

 地方の建設コンサルタント会社で技術顧問をしている。どこも同じだと思うが、若手技術者の確保、育成に苦しんでいる。

 現在は定年を65歳に延ばしてベテラン技術者に頑張ってもらっている。政府はさらに「70歳定年」まで考えているようだが、果たしてそれでやっていけるのだろうか。

 私自身もそうだが、意欲はあっても体力を考えると、いつまで現場に出られるだろうか。仮に現場に出られたとしても、体力の衰えが判断の狂いを引き起こしはしないだろうか。また、ICT(情報通信技術)の進歩で次々と生まれる新しい技術にこの先もずっと対応し続けられるだろうか。そんなことを考え出すと不安ばかりになってしまう。

 やはり女性も含めて若い世代を育てるのが一番なのだが、そもそも地方には若者が少ない。少子化に加えて若者の都会志向が強まっており、地元の企業に就職してくれない。少し前まであったUターンやIターンによって地方で働く若者も、今ではほとんどいない状態だ。

 建設業界にという前に、どうしたら若者が地方に戻ってくるのか、その方策から考えなければならない。