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 堤外地と堤内地という言葉は、河川と港湾の両方で使われる。どちらも洪水や高潮から守られている側が堤内地だ。その反対が堤外地なのだが、両者で位置づけが少し異なる。河川の場合、堤外地には住めない。一方で港湾の場合、港湾法で定めている臨港地区外であれば、堤外地でも人が住める。中には、「居住区がある人工島は堤外地でない」という港湾管理者もいた。定義が非常に曖昧だと感じた。(真鍋)

 特集の取材で、技術者や国・自治体職員などが口をそろえて「構造物を悪者にしないで」と訴えたのが印象に残る。緊急放流したダム、決壊した石積み堰堤やため池は、豪雨後の報道で危険な悪者として扱われた。避難時間を稼ぎ、生活を支えてきた功績も伝えて、知ってもらうべきだ。自然災害の変化に応じて、各施設では新たな対策を始めている。私たち国民も、構造物のせいにする前に自分の行動を変えなければいけない。(三ケ尻)