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コロナ禍でCPDの予定立たず、講習会見直しを
天野 吾郎(44、建設コンサルタント会社)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、CPD(継続教育)の単位取得のための講習会が相次いで中止となっている。今年度は単位取得の予定が立たない状況だ。

 技術者にとってCPDの単位取得は欠かせない。例えば、国土交通省が総合評価落札方式などで発注する測量業務では、主任技術者が年間20ポイント以上の単位を持っていれば加点対象になるケースがある。

 ウイルス感染症の根本的な解決は、ワクチンの開発と普及を待たなければならない。1年はかかるだろう。

 政府の緊急事態宣言を受けて、企業はテレワークなどの対策に乗り出した。CPDの単位を取得する講習会も、オンライン会議のような方法に切り替えられないだろうか。感想文の提出などで受講を証明すればよい。土木学会が2020年5月に始めた橋梁点検のeラーニング講座では、受講後のテストで満点を獲得すれば修了証を受け取れる。

 人々が会場に集まる従来型の講習会は、思わぬ出会いがあるなど意義は大きい。しかし、薄暗い会場で居眠りする人がいたのも事実だ。

 コロナ禍を機に、より有効性の高い講習会の方法を模索してほしい。