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土木への転職希望者に学びの場を
宮川 武広(33、鉄道会社)

 老朽化したインフラの維持管理や災害復旧など、土木技術者が活躍する機会は増えてきた。より多くの人材を確保するために、土木専攻の学生に加えて、今まで土木を学んでいない社会人に対しても業界への門戸を開く必要がある。

 他業界から転職してくる社会人は、今でも一定数存在するが、大半はICT(情報通信技術)の知識を持つ人材だ。ICTを活用した施工や維持管理が進むのは歓迎すべきだろう。ただ、そうした人材だけでなく、社会人になった後に土木を学び、技術者として転職する人も増えてほしい。

 土木業界はキャリアチェンジでの入り口が狭く、業界に入りにくい。道路やトンネル、橋梁など分野が広範で、かつそれぞれで学ぶべき内容も多く一筋縄ではいかないのが理由の1つだ。社会人に対する学ぶ機会の創出を考えていかないと、土木業界の人材は減少していくばかりだろう。

 経営や会計、ITの分野では、学び直しの機会が多くある。例えば、社会人向けの大学院による専門職学位や、教育訓練給付金による金銭面での支援など環境が整っている。土木に興味を持った人を転職に誘うための施策として参考になるはずだ。