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災害多発で学生が土木に「やりがい」
匿名希望(60、建設コンサルタント会社)

 熊本県にある建設コンサルタントで設計業務に従事する一方で、新規採用の活動にも携わっている。技術者としての経験を話すなど、より具体的に業務内容を理解してもらう取り組みで、活動を始めて今年で5年目になった。

 最近は、地域づくりに取り組みたいと考える学生が多くなってきたと感じる。熊本県内だけでなく、県外から企業説明会に参加する学生も目立つ。地震被害や豪雨災害に対する地方の建設コンサルタントとしての業務内容を紹介すると、関心を持って聞いてくれる。

 企業説明会では「災害発生後の対応は、タイトになるケースが多い」とネガティブな面について必ず説明する。他にも、歓迎会の翌日に2016年の熊本地震が発生して、何も分からないまま対応に向かった新入社員の体験談などを紹介している。それでも、きつさよりやりがいを強く感じるという感想が多い。

 建設業界の採用難が叫ばれる中、継続的に新規で学生を採用できている。熊本地震や20年7月の豪雨といった災害が熊本県で多発したからこそ、土木に関心を持つ機会が増えたのかもしれない。

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