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変われぬ建設業界を揺さぶる新型コロナ
深澤 貴光(54、建設会社)

 建設業界が取り組むべき課題である働き方改革や生産性の向上などは、当社でも懸案となっている。変わらなければ取り残されてしまうという危機感は、多少の差はあっても社内の誰もが共有しているはずだ。

 にもかかわらず、なぜ改革が遅々として進まないのか。親会社の方針もあり自社単独では大きな改革が難しいうえ、若手社員などが社内を変えようと思い立っても、その権限を得るまで年数がかかり過ぎるせいもありそうだ。私自身、改革への思いをあと数年間持続させ、成果につなげられるか自信がない。

 ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、本支店勤務の社員がテレワークを始め、状況が変わりつつある。私自身は最近出向した職場で新たな業務を習得する必要があるため出勤しているものの、やがてテレワークが可能になるかもしれない。

 そうなれば往復4時間近い通勤から解放される。空いた時間を自己研さんなどに充てることで、何かを変えるきっかけになるのではないか。

 コロナ禍は建設業界にとっても深刻な凶事だが、ただ受け身で対応するのではなく、自社や自分自身を変える好機にできればと思う。