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週休2日が先か、人材確保が先か
梶浦 達也(60、建設会社)

 働き方改革が進み、建設現場での週休2日や4週8休が少しずつ浸透してきたように思う。

 ただし、計画通りに休めるのは着工して間もない時期だけ。ほとんどの場合、工事が予定通りに進まず、終盤に近づくにつれて休みを取得しづらくなる。工期末が迫った最後の1カ月は、無休となるのが当たり前の状況だ。

 以前なら雨が降った日は工事が中止となり、休みとなるのが普通だった。しかし、最近はよほどの悪天候でない限り、工事を進めるケースが増えている。個人的な感覚だが、正直、昔の方が休みを多く取れたような気さえする。

 国の掛け声にもかかわらず、実質的な休みが増えないのは、深刻な人手不足が原因の1つだろう。十分な数の作業員が集まらず、工事が遅れてしまう。その結果、現場は休みを返上して働かざるを得ない。

 若者からすれば、しっかり休めない建設業界で働きたくないと考えるのは当然だ。「卵が先か、鶏が先か」という議論になるが、やはり週休2日で休める現場の労働環境を先に整備する必要がある。そうでない限り、人手不足は容易に解決しないだろう。