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コロナ禍の閉所時は下請けへの補償を
匿名希望(45、建設会社)

 建設会社を経営している。新型コロナウイルスの感染拡大で、技能者の給与の確保が難しい。

 4月中旬から5月中旬にかけて建設現場の閉所が相次いだ。長期間閉所する現場では、協定賃金の7~8割を補償してくれる元請け企業が多かった。補償する代わりに閉所期間は他の現場へ行かず、再開したらすぐに戻ることが条件だった。

 ところが、一切補償しない現場もあった。大型連休を延ばす形でなし崩しに閉所したからだ。国の雇用調整助成金を使っても、上限が1人当たり1日1万5000円では足りない。

 現在は多くの現場で工事が再開しているが、仕事量は少しずつ減っている。閉所していた半月から1カ月の間に営業活動ができなかったり、元請け企業の受注が遅れたりした影響が出始めているのだ。発注者から不要不急の作業を控えるようにと指示が出ているため、稼働日が減少している現場もある。

 厳しいときだからこそ、従業員には変わらない額の給与を支払いたい。しかし、感染の再拡大で再び閉所するような事態になると、支払いが難しくなる。元請け企業は下請けへの補償を検討してほしい。